+00:02この場で陳述を許していただくことを感謝申し上げます。
+00:12私は中野で長年内科医として外来診療在宅医療またがんの末期患者それから難病いろいろなことを経験してまいりました。
+00:26全国保健団体連合会を代表して健康保険法今回の改正案と高額療費に関する議員立法について意見を述べさせていただきます。
+00:36まず一部保険外療養についてです。
+00:39我が国では疾病不詳に対して診察薬剤処置手術看護など必要な医療を患者に等しく給付してきました。
+00:49これらをセットで保険給付することで患者に安心安全な医療を保障してきました。
+00:56今回の一部保険外療養は患者を線引きして薬剤について給付を制限することになります。
+01:04公的医療保険制度の運用を根底から覆す制度改変です。
+01:09法案からの削除を求めます。
+01:11以下、問題点を述べます。
+01:13第一に、現役患者は負担増になる点です。
+01:17薬剤負担増に関わって現実世代の保険料の軽減が強調されていますが見直しに伴う保険料軽減はわずか年400円月33円にすぎません他方受診したら薬代には保険が利かず負担増をこむります。
+01:351枚目のスライドをご覧ください例えば花粉症で受診した患者で内服薬を1種類転眼薬転尾薬を処方されたときには今回の一部保険外療養で薬剤費の4分の1が追加負担となると月1500円の負担増になります。
+01:52このように現役世代にとっては負担増でしかありません同じように保険料を支払っているのに受診したら薬代で大幅な負担増となれば有権者たる国民の納得は到底得られません第二に受診を抑制させ市販薬の利用を促進する問題です。
+02:10そもそも軽い症状でも実は重大な疾患の症状であるなどの事例は少なくありません議員の中にもこうした方がいらっしゃいますので経験があると思います。
+02:21軽微な咳などであっても感染症だった場合放置していたり受診せず市販薬に頼っていると周囲に感染を広げる形も出てきます。
+02:31自己判断による市販薬の使用も危険です。
+02:346層人の長期服用などは心血管系イベントや腎臓・肝臓の機能低下障害の悪化や血球層の低下など様々な副作用があります。
+02:45臨床症状が出ず検査によって状態が分かれるケースもあり自己判断での万全とした手術は危険です。
+02:522枚目のスライドをご覧ください6層人は他の薬と併用した場合他の薬の効果の増強や減弱などを招きます。
+03:01これらには血液をさらさらにする薬や血圧血糖値を下げる薬いろいろあります。
+03:08例えば国内で高血圧症の患者は4300万人と言われています。
+03:14自己判断でのロキソニン服用により血圧の上昇や高圧薬の効果の減弱などで高血圧が悪化して脳血管障害や心血管障害を発症する方が増えることが危惧されます。
+03:27つまり保険支出が増えるということになりますねこうした副作用や併用作用はOTC薬全般で問題になります。
+03:36薬物療法は医師による指導管理が大切と考えます。
+03:40また、スイッチOTCでセルフメディケーションの推進というのも問題が多いと思っております。
+03:463枚目と4枚目のスライドをご覧ください私どもの協会でもですね講演していただきましたがこの間市販で購入できる医薬品のハードルが下げてきたことを背景に中高生を中心に市販薬の過剰接種利用いわゆるオーバードーズが広がり自殺につながる社会問題となっております。
+04:09一部保険外療養に伴うセリフメディケーション推進によって安易な薬物利用の風潮が促進されてオーバードーズが助長される事態を危惧します。
+04:19第三に、対象薬剤や金額の拡大の歯止めがなく負担増が再現なく広げられていきます。
+04:275枚目のスライドです。
+04:29東京新聞の報道ですが昨年12月自民党と維新の会の与党の協議の場では最大で約1200成分で薬剤費の全額負担を求めが医療費にして約2兆円を給付削減し患者負担増とする案も検討の訴状に上がっております。
+04:48約7000品目に相当して薬価修正された品目数が16000弱なので半数近くに及びます。
+04:56こうした協議を背景にして昨年末の厚労省と財務省の大臣接種事項では医療用医薬品の相当部分にまで対象薬範囲を拡大することを目指し2027年度以降に対象範囲を拡大していくとしております。
+05:12負担割合についても大臣接種事項では負担割合の引上げについて検討するとしています。
+05:18事実上医師が投与する薬の大半で給付を大幅に制限していくことが規定路線となっております。
+05:26第四にさらに重大なのが実は負担増の対象が薬剤にとどまらない問題です。
+05:33本法案の一番の問題点として憲法第63条第2項に新設される第6号の文言により厚労大臣の告示一つで保険給付の範囲を薬剤費にとどまらず、診察・検査・処置といったあらゆる医療行為まで広げて縮小できる、いわば白字の条項が埋め込まれています。
+05:57これは事実上の混合診療に道を開くものです。
+06:00一部保険外療養において診察治療材料検査診断処置手術などの治療在宅療養や入院療養といった健康保険法第63条第1項で定める療養の給付で掲げる範囲についても給付を制限できるのではないかと国会質問がありました。
+06:21大臣と狭間保健局長とも現時点では考えていないという答弁に注視しておりますが医療全体の給付を制限できることを否定していません今回は検討しないがその後はあるかもしれないということです。
+06:36一部保険外療養が導入されれば大手医療医薬の全般の給付の制限除外にとどまらず政府が軽度だとみなす疾患を保険から外すことができることになります。
+06:49例えば一般的な採血水分点滴や皮下注射簡易な外科処置や短期のリハビリ心理療法軽い麻酔など様々な医療が重度な疾患治療ではないとして給付が制限されていくのではないでしょうか。
+07:05しかもこうしたことは全て国会審議を経ない省令によって実施できます。
+07:09最後に配慮対象も一部に限定されている点です。
+07:14政府はがん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患などを配慮するとしています。
+07:21つまり多くを占める花粉症などの季節性の患者季節の変わり目や一定時期の頭痛便秘症などの患者は配慮されません答弁ではがんにしてもがん治療に伴う副作用での使用に限られアトピーも年間を通じて症状があり通院する患者に限定しています。
+07:39がん患者が花粉症で受診する場合や夏場乾燥期などに症状が悪化して通院するアトピーでは負担増ということになります。
+07:48難病にしても指定難病で医療費助成を受けるものに限定されることが危惧されます。
+07:54これら配慮対象にしてもあくまで具体的な中身は法案成立後に審議会などで決めるため確約されたものではありません次に妊娠・出産に対する支援の業化です。
+08:07現在10万ある診療所のうち分娩に対応できる施設は1%にしか過ぎませんこの診療所が全国の分娩数の半数近くになっており産科診療所なくしては我が国のお産医療は成り立ちませんベテラン高齢の会議よりは長時間労働のもと地域のお産医療をギリギリのところでも持っています。
+08:28こうした中制度変更などで負担を無理事すれば地域からのお産医療はなくなりかねません給付方式の選択はあくまで参加施設の任意に委ねるとともに集産期医療提供体制の確保に向けて給付方式を選択できる当分の間は十分な期間を担保すべきというふうに考えます。
+08:51拙速な導入によって中小のお産を担当する医療機関が閉院してしまう可能性は非常に高いと思います。
+09:01高額療養費に関わる議員立法案についてです。
+09:04制度を変更する場合長期療養者だけでなく全ての支給者の家計と受診への影響に関わって就任の減少や不要教育支出など詳細な生活実態を把握するよう求めるものです。
+09:18恩義に一方については患者負担増ではなく負担の軽減に向けて活用されることを期待いたします。
+09:25十分な専門家交えた審議は必要と感激思います。
+09:30そしてもう一度最後にですが薬剤を用いた療養となっている点がこの63条のところで問題であります。
+09:48一連の医療行為を対象にしていることも大臣の諮問によって削減が可能になるということですね第二にその他の適正な医療という包括文言です。
+10:01OTC類似薬と無関係な医療行為までこの一句で射点に入ってしまいます。
+10:07現行の評価療養選定療養患者申出療養が対象を具体的に限定しているのに対しこの第63条第6号だけが限定なき白字の条項です。
+10:20その第3にその対象を厚生労働大臣が定めるとしている点で国会審議は不要になってしまいます。
+10:28これではどんどん保険外しが進んでしまって私たち地域でやっている医療者患者地域住民が一番の被害をこう思ってしまうんではないかと危惧しております。
+10:43以上で陳述を終わります。
+10:46ありがとうございました。
+10:46ありがとうございました。
+10:51以上で参考人の方々の御意見の開陳は終わりました。
+10:56これより参考人に対する質疑を行います。
+10:59質疑の申出がありますので順次これを許します。
+11:02草間剛君。