+00:00ありがとうございます。
+00:04今お伺いしたように両立支援は制度を利用する本人だけの問題ではなく制度を利用する人を支える職場や同僚の体制があって初めて安心して使えるものになります。
+00:19そしてこの支える側を支えるという視点から次は手話通訳者についてお伺いします。
+00:27聴覚障害のある方にとって手話通訳や要約筆記などの意思疎通支援は行政手続、医療、福祉、教育、就労、災害時の避難など生活のあらゆる場面で必要な情報を得て自ら判断し自分の意思を表明するための情報保障であり権利保障の基盤です。
+00:53その中で手話通訳者は聴覚障害のある方の社会参加を支える重要な役割を担っています。
+01:01しかし、担い手の高齢化や若年層の参入不足が課題となっています。
+01:08手話通訳技能認定試験の合格者平均年齢が40代後半となっており雇用されている手話通訳者の平均年齢も50代後半に達しているとの調査結果があると承知しています。
+01:25このまま若い世代の参入が進まなければ将来的に医師疎通支援の基盤そのものが維持できなくなる恐れがあります。
+01:35さらに、地域ごとの差や要請、条件など様々な課題も抱えています。
+01:43厚生労働省として手話通訳者の登録者数だけでなく実動者数、年齢構成、雇用形態、報酬水準、地域別の不足状況をどのように把握しているのでしょうか。
+01:59また、若年層や社会人の参入を促すため養成研修の受講費、実習費、交通費等への支援上近化や複数配置を含む処遇改善地域生活支援事業等の財政支援の拡充についてどのように検討しているのかお伺いします。
+02:19野村障害保険福祉部長お答え申し上げます。
+02:30手話通訳者を確保していくということは情報保障の観点から重要な課題であると考えております。
+02:37まず主圧役者に関する他金利が渡ることをご質問いただきましたので順次お答えいたします。
+02:44主圧役者の地域別の状況でございますけれどもこちらの自治体において地域の実情や利用者の状況を踏まえて事業を実施されているということからこれを詳細に把握はしておりませんが厚生労働省としては令和7年度の調査研究によりまして自治体などで雇用されている主圧役者の実動者数年齢構成雇用形態報酬水準について全国単位での調査結果を把握をしております。
+03:11この調査におきましては令和7年10月1日現在で1274名の主要通訳者の方が自治体などに雇用されていてその年齢構成は20代30代が4.6%40代が15.3%50代以上が78.7%となっております。
+03:33雇用の形態は正規職員が19%非正規職員が81%であり年間給与を単純に平均をいたしますと260.6万円という状況でございました。
+03:46続きまして若年層の参入促進でございますけれども若年層の方々は手話通訳者の確保を図るために令和元年度から7年度までの間大学生や20代30代の若年層を対象といたしまして地域の大学や全日本ローア連盟をはじめとした関係機関のご協力のもと手話通訳者などを要請するモデル事業を実施してまいりました。
+04:10その結果手話通訳者試験においてこのモデル事業の受講者の合格率が全体平均を大きく上回る結果となったことを踏まえまして令和8年度からは全ての自治体において実施可能な若年層向け一卒支援者要請研修事業というものを創設いたしました。
+04:30今後地域の大学などと連携しながら要請研修などを進めてまいりたいと考えております。
+04:35次に、要請研修への支援でございますけれどもこの要請に際しましては自治体に対して要請研修の実施に関する費用の一部を補助することによりまして交通費などの実費相当分の負担のみで受講がしていただけるように受講者の方の負担軽減への支援というものを行っているところでございます。
+04:56次に、処遇でございますけれども手話通訳者の方々の処遇につきましては各自治体が実施する事業における派遣単価の設定などに際しまして手話通訳推進法の趣旨でありますとかその専門性を十分に考慮して設定をしていただくよう周知をしているところでございます。
+05:18またこれは企業の方の事業主でございますけれどもこちらに関しましては手話通訳者の方を配置または移植した場合に障害者雇用納付金に基づく助成金を支給するとなおといった取組を行っております。
+05:30最後に御指摘のございました。地域生活支援事業自治体への補助を実施する事業でございますけれどもこちらにつきましても厳しい財政状況の中ではございますけれども引き続き各自治体における執行状況やニーズなどを踏まえながら必要な参画の確保に努めてまいる所存でございます。
+05:48斉藤理恵君ありがとうございます。
+05:55手話通訳や要約筆記などの意思疎通支援は特に災害時や医療現場では音声情報に偏った情報提供により聴覚障害のある人が避難、受診、服役、入隊員福祉サービス利用に必要な情報を得られない恐れがあり命や健康、そしてその後の生活に直結します。
+06:21障害者情報アクセシビリティコミュニケーション施策推進法手話施策推進法、障害者差別解消法の趣旨を踏まえ厚生労働省は障害福祉サービスの利用申請、相談支援、成年後見、権利擁護、医療機関での説明、同意の場面において医師疎通支援が実際に確保されているかをどのように把握をされているのでしょうか。
+06:49特に災害時について厚生労働省として医療機関や福祉避難所等における手話通訳要約筆記、遠隔手話、文字表示、ICT機器の活用をどのように進めるのでしょうか。
+07:07また、停電、通信と絶時の代替手段個別避難計画との連携自治体の防災訓練への聴覚障害者医師疎通支援者の参画について国としてどのように標準化支援していく考えかお伺いします。
+07:25野村障害保険福祉部長お答え申し上げます。
+07:34聴覚に障害のある方々にとって手話通訳や予約筆記などの一層通信は自らの意思を適切に表明し必要な支援やサービスを主体的に選択するために不可欠なものであるというふうに認識をしております。
+07:47このため厚生労働省としては自治体に対し手話通訳者要約引き者などの派遣に係る費用の一部を助成しているところでございます。
+07:56各自治体においてご指摘の各法律の指針も踏まえながら地域の実情や利用者のニーズなどに応じて様々な場面において一層通信に取り組んでいただいているものと認識をしております。
+08:07ご指摘の災害時の対応でございますけれどもこの災害時には聴覚障害のある方々が必要な情報を迅速かつ確実に受け取ることができる環境を整備することが重要であると考えております。
+08:20そのため自治体に対しては避難所などでの視覚的な情報提供の充実災害関係福祉関係部局や障害関係団体との連携強化による障害特性や地域特性に応じた対策の実施ICTを活用した遠隔手話通訳や音声文字変換ソフトなどの導入促進であるとかあるいは多様な手段を組み合わせた情報提供体制の確保に向けた取組の推進について様々な機会をとらえて周知を図っているところでございます。
+08:48さらに、国や地方公共団体における防災訓練の支援である。
+08:52総合防災訓練大綱において様々な特性を有する要配慮者の視点に立ち当事者本人のご参画を得て避難誘導訓練などを実施するよう努めることとされているものとも承知をしております。
+09:04厚生労働省といたしましては引き続き平時から災害時まで切れ目のない情報保障の実現に向けて当事者の皆様のご意見も丁寧にお伺いしながら一層通信や一層推進に取り組んでまいります。
+09:16斉藤理恵君ありがとうございます。
+09:24ここまでお尋ねした仕事と育児をはじめとする全員の両立支援手話通訳者の育成と処遇改善そして医療・災害時の医師疎通支援いずれも支える側の人たちが十分な処遇と環境によって守られてこそ持続する制度です。
+09:49そしてそのためには十分な財源と実態の正確な把握・検証が不可欠であることを強調し最後の質問に移りたいと思います。
+10:00障害者福祉サービス等の次期報酬改定について上野大臣にお伺いします。
+10:07障害者福祉サービス等報酬の改定に向けて障害のある方の支援ニーズが多様化複雑化する中で必要なサービスと人材を確保し同時に制度の持続可能性も守っていくという大臣は大変難しい課題に向き合うことと承知しています。
+10:28報酬改定は事業者の経営だけに関わるものではありません利用者本人の日々の暮らし、地域での生活、家族の安心、支援者の働き続けやすさに直結するものです。
+10:44一方で、現場や障害当事者の方々からはサービスの利用条件や制度の仕組みが分かりにくくなったサービス提供の現状に戸惑いを感じる必要な支援が今後も受けられるのか不安だ。
+11:00という声も寄せられています。
+11:02制度の持続可能性を確保することはもちろん重要です。
+11:08しかし、持続可能性とは単に給付を抑えることだけを意味するものではないはずです。
+11:16本当に必要な支援が必要な人に届くこと障害のある方が地域で安心して暮らし続けられること支援に携わる人材が誇りを持って働き続けられることそして制度の見直しが利用者本人の生活の質を損なうものになっていないか丁寧に検証されることなどこうした視点が報酬改定において極めて重要だと考えます。
+11:46障害福祉サービス等報酬は原則3年に一度改定され前回の改定は令和6年度に行われましたが特定のサービスへの過剰な新規参入の抑制のほか職員の処遇改善を図るため令和8年度に臨時改定が行われました。
+12:07厚生労働省として直近の報酬改定を含めこれまでの報酬改定に伴い障害当事者の生活の質や地域生活にどのような影響を与えているかについて、利用者本人の視点も踏まえ、どのように把握・検証していくお考えでしょうか。
+12:29大臣の意気込みをお聞かせ願います。
+12:32上野厚生労働大臣。