00:31:56関口昌一 参議院議長 この発言をエクスポート 議員関口昌一これより会議を開きます。この際日程に追加指定学校教育法等の一部を改正する法律案について、提出者の趣旨説明を求めたいと存じますが、ご異議ございませんか? ご異議ないと認めます。 文部科学大臣松本洋平松本洋平文部科学大臣
00:32:14松本洋平 文部科学大臣 この発言をエクスポート 議員松本洋平学校教育法の一部を改正する法律案について、その趣旨をご説明、ご説明申し上げます。小学校中学校高等学校、特別支援学校等において使用しなければならないこととされている。 教科書用図書は紙版て紙媒体が前提とされておりますこの法律案は、情報通信技術の進展に鑑み、児童生徒の教育の充実を図るため、 紙媒体のみならず、電磁的記録を含みうるものとして、新たに教科書を位置づけ、その使用を可能とするとともに、 発行及び無償措置に関する規定を整備する等の措置を講ずるものであります。つぎに、この法律案の内容の概要についてご説明申し上げます。 第1に、小学校中学校高等学校特別支援学校等において使用しなければならない教科書、教科用図書について紙媒体が前提とされている教科用図書という要望を改め、 電磁的記録を含みうるよう、新たに教科書ということとしております。第2に、電磁的記録を含む教科書の発行に対応するため、 教科書の発行義務等について必要な措置を講ずることとしております。第3に、義務教育諸学校において使用される電磁的記録を含む教科書等を無償措置の対象とするとともに、 そのために必要な事項を定めることとしております。第4に、電磁的記録を含む教科書の発行及び使用等に伴う必要な限度で、 教科書に掲載された音楽や動画を含む著作物をの利用を権利者の許諾なく可能とする等の措置を講ずることとしております。 この他、所要の規定の整備を行うこととしております。以上がこの法律案の概要法律案の趣旨でございます。 ただいまの趣旨説明に対し、質疑の通告がございます。順次発言を許します。
00:34:41古賀千景 立憲民主・無所属 この発言をエクスポート 議員古賀千景古賀千景くん 立憲民主・無所属の古賀千景です。私は、会派を代表し、 学校教育法等の一部を改正する法律案について質問いたします。本法律案は、これまで紙のみであった教科書について デジタルで携帯も認めるというものです。この大きな変革が単なるデジタル化を目的としたものではなく、真に子供たちの学びの充実に繋がるものとなるよう、 以下、質問いたします。今まで学校現場は紙の教科書に線を引いたり書き込んだりしながら学習を進めてきました。 今、GIGAスクール構想により、公立小中学校における1人1台端末の整備が完了し、子供たちは端末を持ち、 学習するという時代となりました。これからの時代、ICTを使いこなさなければ、なかなか社会に付いていけない。そんな時代になるでしょう。しかし、 紙の教科書の良さもあります。現在どれくらいの学校でデジタル教科書が導入されているのか。また、紙の教科書とデジタル教科書のメリットやデメリット それを踏まえた上での法改正の必要性を端的にお示しください。松本文部科学大臣の認識と今後の対応について伺います。 本法律案が改正された後には、教科書の形態は1紙のみ。2紙とデジタルのハイブリッド3 完全デジタルからの選択となっていきます。紙とデジタルのハイブリッドを選んだ場合は、全ての単元を網羅した紙の教科書が来るのか。 単元ごとに紙とハイブリッドにわかれるのか、 大臣文科文科大臣お示しください。国が定める学習指導要領の範囲内で、 各学校が教育目標を達成するためにどのような授業科目を開設し、どのような内容順序で教育を行うかを計画決定する権限 カリキュラムの編成権が各学校の校長にあります。教科書会社の選択は各自治体で行うこととなると思いますが、教科書の形態選択 例えば、学年や教科等も自治体がするのですか。また、評価の中でも全ての単元を使用するのかどうかは、 カリキュラム編成権もあり、学校や担任の裁量で行われるべきだと考えますがいかがでしょう。文部科学大臣に伺います。 衆議院での審議で、文科大臣は全てがデジタルの教科書について、小学校4年生以下では認めるべきではなく、 教科についても、当面は国語や社会道徳などは認めるべきではないと考えている。旨を述べられています。学校現場からの声を聞くと、 国語の物語や詩の朗読は、声優等のプロの判読を聞かせると子供たちの作品への引き込まれ方が全然違う。 という声があります。政府は、教科書について、紙またはデジタルの活用が期待される。学習場面や教科学年等について検討し、 デジタルな形態を含む教科書の発行採択等の指針を策定するとしており、現在、検討会議が行われていると承知しています。 この検討会議で議論が行われている中、デジタルな形態の教科書に関し、 特定の学年や教科の扱いについて言及した理由を、 大臣文部文部大臣、文部科学大臣に伺います。また、全てがデジタル教科書について、小学校4年生以下や国語、社会、 道徳などで認めるべきではないと考える根拠をお示しください。今回の法改正で、教科書用図書に変えて、 教科用図書代替教材を使用する制度が廃止されます。学校には、障害のある子供たちや日本語を母国語としない子供たちなど、多様な子供たちが学んでいます。 その子供たちの実態に応じて、他学年の教科書を使用しながら学習することも、学校現場ではよくあります。このように、 他学年の教科書を使用しながら学習することは、法改正改正後も可能でしょうか? 大臣文科文科大臣、伺います。 デジタルな形態の教科書を授業で活用するのは教職員です。今後もずっと使われていくことを想定すれば、教職員のスキルを高めていくことは必須です。 しかし、教職課程を置く国公私立大学を対象とした調査によれば、デジタル教科書の使い方を教えている大学は3割に満たず、 タブレット端末を学生配布し、利用させている大学は1割半程度とのことです。 また、そもそも大学教職員や学生がデジタル教科書を活用することについては、利用条件や費用など多くの課題があることが指摘されています。 学校現場でのデジタル化が進む一方で、教員養成課程において、学生がデジタル教科書や端末の使い方、活用の仕方を 十分に学ぶことができず、教育実習や卒業後の就職した学校現場で初めてデジタル教科書や端末に触れるといった事態は、 新任の教職員の不安や負担に繋がるだけではなく、教職員の育成を現場に頼る。という意味で、学校現場の負担にもなります。 教員養成課程において、学生がデジタル教科書や端末に触れ、これらを活用した指導方法を学ぶことが必要です。 教員養成課程におけるデジタル教科書や端末の使用活用についてその現状と課題、課題解決に向けた方策を、文科大臣に伺います。 デジタルな形態の教科書を先進的に使っていた欧米諸国で紙の教科書に戻す動きがあると伺っています。 姿勢や視力などを子供たちの健康に影響があるのではないか。また、子供たちの集中力や学力の低下等 知識の定着等への課題が大きいのではないか等の懸念によるものと伺っています。子供の健康面への課題 また、知識の定着等への課題について、今後も調査分析を行い、医学的知見に基づくフィードバックを行う必要があると思いますが、文科大臣の見解を伺います。 子供たちが使っている端末は全国一様ではなく、OSAメモリ ハードディスク等の容量がスペックが違います。デジタルな形態の教科書選択の際、端末のスペックにより順応したものを選ばざるを得ない等の課題は生じませんか? このことで教科書選択の多様性が損なわれることはありませんか。文科大臣に伺います。紙の教科書では何年も形として残っています。 自分が学んでいてわからない内容が出てきたときは、前の学年の学習内容を教科書で学び直しができました。 私も英語が苦手だったので、中三の受験時、中1のときの教科書を開き、必死に復習したことを覚えています。復習するときに、 その当時の自分の思考等も思い出し、学びに繋がっていきました。子供たちが学習でつまずいたとき 自分でその解決方法を考え出すことはとても大切で、それが紙の教科書では安易にできます。 今回のデジタルな形態の教科書はこのように、前の学年に遡って学習内容を振り返ることができるのか。 文科大臣、お答えください。子供たちは1人1台端末で日々学習を行っていますが、 まだまだWi-Fi環境は十分とは言えません。4月に中三と小6で行われた全国学力学習状況調査の際も、Wi-Fi環境を心配し、 多くの学校で他学年は端末での授業をしないようにという規制をかけています。教職員は子供たちに豊かな学びを日々 教材研究をしていますが、端末が動かぬ等のアクシデントが起きるとたちまち子供たちの集中力は綺麗学習に身が入らなくなります。 再び集中させるのは大変です。また、今回は教科書となるので、家庭に持ち帰ることも考えられます。 子供たちの家庭でのWi-Fi環境は学校以上に様々です。子供たちの家庭でのWi-Fi環境、1人1台端末が導入された際には、 Wi-Fiルーターを貸し出すなど、自治体での支援がなされました。義学校そして家庭のICTインフラの格差是正に向けて、 条件整備が必要だと考えます。学校や家庭のICTインフラの格差是正に向けて、文化省は今後どのように取り組んでいくおつもりで と考えていらっしゃるか、 文科大臣お示しください。学校にはICT支援員が4校に1人配置されることとなっています。 現場からは4校に1人じゃ到底足りないという声が聞こえています。財政状況が厳しい自治体もあり、 支援員を増やしても増員できないのが実態です。デジタル的な形態の教科書導入となる自治体でも様々な経費が必要となります。 自治体財政により、教科書採択や教職員用の教科書や教材の整備スタッフ職の配置拡充など 格差が生じることも予想されます。 ICT CA委員をもっと増員すべきだと考えますが、 文科大臣いかがでしょう。教科書は使用義務があるものの、 あくまでも指導の材料であり、学習指導要領に基づく具体的な指導の在り方は、 学校や教職員の裁量による多様な創意工夫が前提とされています。いわゆる教科書で教える教職教科所管です。例えば掛け算の学習の際、 多くの教科書は2や5の段の学習から入ります。しかし私は先輩の教職員から7の段からの学習をすすめられました。 かけ算は、九九を覚えればいいわけだけではありません。掛け算の意味を理解せねばなりません。おはじきを並べたり、 7個ずつ丸で囲んだり、7ずつ足し算をしながら、掛け算の便利さも学習していきます。一番苦労する7の段をかけ、のりを乗り越えると 他の段はスムーズに理解することができます。しかし現場では、教科書の内容を網羅的に教えなくてはならないという。 教科書を教える教科書感が依然として根強いことが指摘されています。教科書の内容や分量があまりにも多く、学校現場で負担が生じています。 また、高校入試を背景とする保護者の懸念や要望等が 教科書の内容を網羅的に教えなくてはならないという認識を強めているとの指摘もあります。教科書で教える環境が整っていないのです。教科書の分量や教材との役割分担の検討 関係者の意識改革など、教職員が教科書で教える環境の整備が急務です。 現在の教科書の分量や教科書感に対する文化大臣の見解と今後の取り組みについて伺います。よりよい教育の実現に向け、 授業の質が教職員の指導力にかかっていることはいうまでもありません。本法律案により導入されるデジタルな形態の教科書をうまく活用できるかは、教職員の指導力向上が 鍵になるでしょう。しかし、今、教職員が高い指導力を発揮できる環境が整っていると言えるでしょうか? 文化省が本年3月に公表した実態調査では、令和7年5月現在全国の公立学校で、 3827人の教職員不足が発生していることが明らかとなりました。前回の調査から悪化している他、現場の声を踏まえれば、より深刻であると考えます。教職員が不足すれば、 不足した教職員分の授業を掛け持ちするなど、ただでさえ多忙な教職員がますます疲弊します。 こうした状況の中で、果たして新たな形態の教科書の研究や授業準備を十分にすることができるでしょうか?教職員の疲弊は、子供たちへの教育の質の低下に直結します。 文化省に新たな形態の教科書に関し、研修の充実などを進めると説明していますが、 そもそも教職員に研修を受ける時間がないのが現実です。導入することによって、設定作業や管理業務など、学校現場の業務負担が増えることは容易に想像できます。 このような業務が勤務時間内で終わるとは到底思いません。設定作業や管理業務、導入に伴う研修を 勤務時間内に終わらせるには、業務を削減する必要があります。導入に関して業務負担が増えることについての認識を そして、どのようにして教職員の業務を削減しようと考えているのかを、文科大臣に伺います。1人1人の教職員が新たな形態の教科書を十分に活用し、 子供たちや知識の実情に応じた質の高い教育を行うためにも、教職員不足の解消に真っ先に取り組むべきです。子供のいじめ、不登校 実施は過去最高レベルに達しています。このことは、子供たちからのSOSです。先生助けて しかしその声を聞く余裕が教職員にはない。聞かないのではなく聞く余裕がないのです。このような状態では、 デジタル教科書を導入して、教育の質の向上を目指しても、子供にしっかりと寄り添うことができません。子供の心に触れることはできません。 最後に、教職員不足が子供たちへの教育に及ぼす影響と、教職員不足の要因解消に向けた取り組みについて文科大臣に伺い、私の質問を終わります。 文部科学大臣松本洋平松本洋平文部科学大臣 古賀議員にお答えいたします。まずデジタル教科書の現状と、法改正の必要性、改正後の対応についてお尋ねがありました。 現行の教科書大体のデジタル教科書は、令和8年度は約100%の小中学校等に英語を約55%の小中学校等に算数数学を提供しております。 一卵性の高さやじっくり読む活動に適している上の利点がある一方、 デジタルには、動画音声等による説明も可能といった利点があることを踏まえ、今回の法改正は、英語のネイティブ音声や理科の実験動画など、デジタルの特性を生かしたコンテンツを教科書の一部とするとともに、 検定の対象として、質の担保を図るものであります。文部科学省として、法改正後には、新たな教科書に係る大臣指針や検定基準の策定等を進めてまいります。 つぎに、紙とデジタルのハイブリッド教科書についてお尋ねがありました。 本改正において想定している紙とデジタルを組み合わせた形態の教科書につきましては、紙とデジタルの両方で教科書の全内容をそれぞれ制作するものではなく例えば、紙の部分に記述された内容に関して、 英語のネイティブ音声や理科の実験動画など、理解促進のためのデジタルコンテンツを組み合わせて一つの教科書として構成したり、 単元の一部を児童生徒にわかりやすくデジタルで構成することなどを想定しております。 つぎに、教科書の形態の選択と、教科書を使用した指導についてお尋ねがありました。今回の制度改正により、教科書採択に係る権限が変更されるものではありません。 したがって、各教科書発行者において、デジタルも取り入れて作成された教科書の中から、これまでと同様、教育委員会等の採択権者において、 種目ごとに一つの教科書を採択いただくことになります。各学校においては、今後とも採択された教科書を使用して、創意工夫の上で事業に取り組んでいただきたいと考えております。 つぎに、全てがデジタルの教科書の使用を認める学年や教科についてお尋ねがありました。全てがデジタルの教科書に関しては、 取り扱う学年や教科の扱いについて答弁したのは、一律に全てがデジタルの教科書に切り替わるのではないかという声もお聞きする中で、 中教審でのヒアリングや有識者会議におけるこれまでのご意見などを踏まえ、現時点での考えとして述べたものであります。 つぎに、他学年の教科書の使用についてお尋ねがありました。教科書は教科の主たる教材であり、 一般的には、各学年の教育課程に応じた教科書が使用されることとなります。他方でご指摘のように、特別の教育課程を編成するなど、在籍学年とは異なる学年の内容を取り扱う場合は、 その教育課程に応じた教科書が使用されているところであり、このような教科書の使用は法改正後も可能であります。 つぎに教員養成課程におけるデジタル教科書の使用活用についてお尋ねがありました。 教員養成段階でデジタルな形態を含む新たな教科書を含めたICTを活用した指導の方法をしっかりと学ぶことは重要と考えております。このため、 教職課程においては、情報通信技術の活用を位置づけておりますが、現行の教科書大体のデジタル教科書を実際に活用しての取り組みは、 必ずしも十分ではないそのように認識をしております。今後、今回の制度改正による新たな教科書の導入も念頭に置いて、大学の教員養成課程の中で、 新たな教科書を活用した学びがしっかりと行われるよう、関係者とも必要な意見交換や連携を行ってまいります。 つぎに健康面や知識の定着等についてお尋ねがありました。諸外国では、日本と同様の教科書の使用義務や検定制度がない国も多く、 一様に比較できるものではありませんが、健康面健康面への配慮や学習効果の把握等は重要と認識をしております。 制度改正後のデジタルな形態を含む教科書の導入に当たっては、改めて医学的な知見も含めた健康上の留意点を大臣指針で定めるとともに、 実証研究を通じて、授業理解や主体的な学び等との関係も分析してまいります。 つぎに、端末のスペックと教科書の採択の関係についてお尋ねがありました。児童生徒が学習に使用する1人1台端末のスペックについては、文部科学省において最低スペック基準を定めており、 基準を満たすことが国費補助の要件となっております。デジタルな形態を含む教科書の標準仕様を策定するに当たっては、 GIGAスクール構想により整備された1人1台端末上で円滑に動作することを要件とすることを想定しており、 端末の違いにより、採択できる教科書の種類に制約が生じるということがないよう留意をしてまいります。つぎに、前の学年のデジタル教科書の使用についてお尋ねがありました。 中教審の審議まとめでは、教科書のデジタル部分のライセンス期間は、多様な教育課程にも対応できるよう、 教科書の使用学年を超えての使用も可能とする観点から、少なくとも義務教育段階では3年以上高等学校段階では4年以上とすることが望ましいとされております。 本法案をお認めいただければ、今後、審議まとめも踏まえ省令で具体的な期間を定めていくこととしております。 また、子供たちが家庭等でライセンス期間終了後も振り返り、復習等に活用できるよう、 必要な部分については、ダウンロード印刷することも可能としたいと考えており、今後、デジタルな形態を含む新たな教科書についての標準仕様の中で、その取り扱いを検討してまいります。 つぎに、学校や家庭でのICTインフラの格差是正に向けた文部科学省の今後の取り組みについてお尋ねがありました。 1人1台端末を活用した子供たちの学びを充実するためには、学校や家庭においてICT環境を整えていくことが重要です。 このため、国においては、学校のICT整備計画に基づき、必要な経費に係る所要の地方財政措置を講じるなど、通信環境を初めとする。 学校のICT環境の整備を支援しております。また、家庭のICT環境の差によって、学習の機会が損なわれることのないよう、 学校教育に係る家庭学校教育に係る家庭における通信費に対し、義務教育段階における就学援助等によって支援を行っているところであります。文部科学省として、 引き続き、格差が生じることなく、学びの充実が図られるよう、必要な支援に取り組んでまいります。 つぎに、ICT支援員についてお尋ねがありました。 ICT CAにつきましては、学校のICT環境整備3ヶ年計画において、ICT環境の円滑な整備のために、 最低限必要な基準として4校に1人配置することを示しており、この計画に基づき所要の地方財政措置が講じられております。 令和6年度にICT支援員の配置状況は全国平均で4.5校に1人にとどまっていますが、実際の配置においては、 1人が複数校を兼ねて支援している地域がある地域もあれば、一向に1人配置して支援している地域もあると承知をしております。 文部科学省としては、ICT環境の充実に向けて、自治体や学校の実情も踏まえつつ、まずは全体として4校に1人の配置が満たされるよう促してまいります。 つぎに、教科書の分量、教科書感についてお尋ねがありました。中央教育審議会における次期学習指導要領に向けた議論において、 現在の教科書は、内容が充実し、分量が増加した一方、網羅的に指導すべきとの考えが根強く存在し、 教師に負担や負担感を産んでいるとの指摘がある中で、教科書の内容は、教科等の中核的な概念をつかみやすいものに精選する必要があること 教科書を教えるから教科書で教えるへの転換が求められるとの方向性が示されています。こうした考え方のもと、 引き続き、中央教育審議会や教科書検定審議会において、教科書の在り方について検討を行ってまいります。 つぎに、新たな教科書の導入に伴う教職員の業務負担についてお尋ねがありました。今後、デジタルな形態を含む新たな教科書の導入にあたり、 アカウント管理等の負担を軽減することは重要と考えております。文部科学省においては、これまでアカウント登録に係るフォーマットの統一等の取り組みを進めてきましたが、今後さらに 複数のビューア家のアカウントの一括登録についても検討してまいります。また、教師に過度な負担をかけずにデジタルを含む教科書を活用していただけるよう、 実践事例集やオンライン研修等で使用していただけるような研修動画などを充実してまいります。つぎに、教師不足についてお尋ねがありました。 教師不足は、適切な指導体制の確保等の観点から、特に解決すべき課題と考えております。 教師不足の要因は地域によって様々ですが、年齢構成に起因する大量の定年退職や特別支援学級の増加採用種採用者数の拡大に伴い、 臨時講師のなり手でもある。既卒受験者層の正規職員としての採用の進展などを背景に、 臨時講師を含む教師の需要に対してなり手の確保が追いついていない状況だと考えております。文部科学省としては、学校における働き方改革など 教師が働きがいと働きやすさをともに実感できる環境整備等と併せ、専門性を持つ社会人等多様な分野からの入職などを促進しているところであります。 教師不足対策は、文部科学行政の最重要課題であると考えており、特に状況が厳しい自治体に対する伴走支援等も含め、課題の解決に全力で取り組んでまいります。
01:00:38水野孝一 国民民主党・新緑風会 この発言をエクスポート 議員水野孝一はい。 水野孝一くん 国民民主党・新緑風会の水野孝一です。 ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案について会派を代表し、質問いたします。 我が国は人口減少、少子高齢化、生成AIの急速な進展という社会構造の変化の中にあります。資源に乏しい日本にとって、 最後まで残る競争力は人と技術です。だからこそ、人作りは国作りであり、教育、科学技術 人材育成への投資こそが停滞する日本の成長スイッチそのものであると国民民主党は考えています。 今回のデジタル教科書導入は、単に紙を画面に置き換える話ではありません。AI時代に向けて、公教育をどう再設計するのかという国家戦略の根幹をとるものです。 デジタル教科書の導入を進めることは、時代の要請に応えるものであり、学びの可能性を広げる一歩として評価いたします。しかし、 目指す先の姿が十分に制度設計されているかについては、現場の視点、技術の特性を踏まえたとき、重要な課題を指摘せざるを得ません。 冒頭、プロ野球前監督を巡る一連の報道に関連して伺います。報道では、家族が生成AIに相談したことを契機に、 児童相談所への相談、さらに警察採用に至ったとされています。生成やAIが子供や若者の最初の相談先となる今、 AIの回答を盲信し、思考がアルゴリズムに巻き取られてしまう危機感にどう向き合うのか。AIと現実社会の狭間にあって、 デジタルとリアルのハイブリッドを教育政策とAI戦略の両面からどう考えるのか。 文部科学大臣とAI戦略担当大臣の見解を伺います。つぎに、AI時代における高校教育の在り方について、小野田大臣に伺います。 AIが瞬時に答えを提示する現代人間に求められるのは、あふれる情報を吟味し、問いを立て、他者と協働し、 新たな価値を作り出す力です。そうであるならば、今回の法改正を明治以来、今なお残る。一世確率暗記型の教育から 個別最適共同対話型へと転換する最大の契機にすべきだと考えます。紙の教科書には、長年にわたり 教育を支えてきた確かな強みがあります。一方で、これからの時代に求められる教育へと進化させるためには、 デジタルやAIの強みを掛け合わせることが不可欠です。世界では、教育を国家戦略として位置づけ、AI時代を担う人材の育成を 国家競争力の源泉とする動きが加速しています。AIを使うだけの国にとどまるのか、それとも世界で最もAIを開発し活用する国へ転換できるのか。 今回の学校教育法等の改正を契機として、AIの国家戦略と教育改革を 今後どのように連動させていくべきと考えているのかIDECの司令塔である大臣の見解と戦略を伺います。つぎに、文部科学大臣に伺います。 デジタル教科書の議論は紙かデジタルかという手段の議論に終始しがちですが、本来問われるべきは、これからの公教育で どのような力を育て、そのために、紙とデジタルをどう使い分けどう最適に組み合わせるのかという教育設計です。しかし今、 紙とデジタルを掛け合わせたハイブリッドという言葉だけが先行し、その定義や目的が十分共有されているとは言えません。教育モデルとしての設計思想が示されないまま、 紙と端末の二重運用が先行し、教職員の試行錯誤に委ねられてしまうと教職員の負担増にとどまらず、 実際、学校間格差の拡大に繋がりかねません。政府として、ハイブリッドという考え方を単なる併用ではなく、 教育効果を高めるための設計思想としてどう具体化していくのか、新技術立国を支える。人材育成の観点も踏まえ、大臣の見解を伺います。 また、最適な組み合わせを自治体の実践に委ねる以上、国として、紙とデジタルの役割や教育効果をどう検証し、 その知見をどう蓄積共有していくのか伺います。 つぎに、認知特性に応じた学びの多様性について、文部科学大臣に伺います。現在の学校教育はなお、文字情報を読み、書き、記憶し、再現する力が評価されやすい構造にあります。 そのため、文字による理解を得意とする子供たちが適応しやすく、評価もされやすい一方で、 それ以外の異なる認知特性を持つ子供たちの可能性は十分に引き出されてこなかったのではないでしょうか?こうした中、デジタル教科書は音声や動画、図解など 多角的な情報提示を可能にします。これは、1人1人の異なる認知特性を最大限に生かし、 学びの質を飛躍的に高める可能性を秘めています。しかし、学びの入口を広げるだけでは不十分です。個々の特性を強みとして生かすためには、 従来の評価指標にとらわれず、多様なアウトプットを認める評価の在り方そのものも刷新すべきだと考えますが、大臣の見解を伺います。 つぎに、教育DXの基盤について、デジタル大臣に伺います。自治体や事業者がバラバラにシステム構築を進めれば、 健康や進学時に学びの履歴が断絶します。ここで直視すべきは、医療DXの教訓です。電子カルテは標準化や 後運用性が不十分なまま復旧した結果、互換性が失われ、今なおデータ連携に多大なコストと困難を抱えています。 システムは後から繋ぐのではなく、最初にCES共通の設計図が必要です。独自仕様が乱立すれば、 教育DXのミッション実現は難しくなります。シングルサインオンを前提とした共通認証基盤あるいは相互運用性を担保する標準仕様を 国として整備すべきではないでしょうか?少なくとも、ID体系やデータ形式等の標準化を国主導で進めるべきです。 国家全体のDXを所管する立場として、医療DXの反省を踏まえ、現場の負担やベンダーロックインを回避しながら、教育DXを どのような戦略と工程で進めていくのか、大臣の方針を伺います。つぎに、 健康面への影響、いわゆるデジタルウェルビーイングについて、文部科学大臣に伺います。視力低下や睡眠不足、依存への懸念に対し、政府は ガイドライン等での周知を進めていますが、適切に使いましょうという注意喚起だけで実効性が担保されるのでしょうか?また、教職員や保護者からは、 学校の端末で不適切なコンテンツにアクセスできてしまうことを不安視する声も聞かれます。 こうした管理への不安が保護者をデジタル教育に対して消極的にさせる一因となっています。世界では今、自由利用から適切な制御へと議論が移っています。 例えば、夜間利用、連続使用時間や授業中の利用の制御保護者端末からの管理機能など デジタルだからこそ可能な健康を守る設計を組み込むべきではないでしょうか?仕組みとして導入するお考えがあるのか、大臣の基本理念を伺います。 また、導入するとすれば、現時点でどのような機能や仕組みを想定検討しているのか、あわせて伺います。 最後に、学びの保障について伺います。教育DXは、不登校や病気療養、障害地域格差など 既存の枠組みでは十分に支えきれなかった子供たちの学びを保障する可能性を持っています。学校が変わっても教室に運び足を運べないときであっても、学習履歴を活用し、 学びが継続できる。これこそが教育DXの価値です。そこで、デジタル大臣に伺います。教育DXロードマップで 学習環境の整備や教育データ利活用までの道筋を掲げています。デジタルアーキテクチャの観点から、大臣が描く。 学びを保障するための設計思想をご説明ください。つぎに、文部科学大臣に伺います。デジタルがどれほど繋がっても 保育制度が硬直化したままでは子供たちの学びは救えません。高市総理が掲げる47都道府県どこに住んでいても、 質の高い教育を受けられる環境をどう実現するのか。少子化が進み、不登校児童生徒が35万人を超える今、 誰1人取り残さず、学びを止めないために、どのような教育モデル制度改革を進めるのか、戦略を伺います。結びに 今問われているのは、国家としての覚悟で国家であると申し上げ、私の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 文部科学大臣松本洋平松本洋平文部科学大臣 水野議員にお答えいたします。まず、教育政策におけるAIとの向き合い向き合い方についてお尋ねがありました。 教育政策におけるAIの活用については、デジタルの力でリアルな学びを支えるとの基本的な考えに立ち、バランス感覚を持って取り組む必要があると考えております。 AI技術が聖夜飛躍的に発展する中、例えばAIによって生成された偽情報、誤情報の拡散など AIが認知や行動に与えるリスクを踏まえつつ、AIを使いこなす力を育成することが重要だと考えており、 現在、中央教育審議会において、学習指導要領の改訂に向け、AIの適切な取り扱い方を含む情報活用能力の抜本的な向上に関する検討が進められているところです。 引き続き積極的な審議を期待するとともに、生成AIについては、学校現場で適切な利活用が行われるよう、 初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドラインの改定に向けた検討も進めてまいります。 つぎに紙とデジタルを組み合わせたいわゆるハイブリッドな形態の教科書についてお尋ねがありました。これまでの紙中心の学習環境に、デジタルの特性が活きる場面でデジタルを取り入れ、学習効果を高めていくことは、 今後のわが国を支える人材育成にとっても重要であると考えております。発達段階や 教科の特性に応じて、動画音声等デジタルならではの学びを取り入れることによって、学習効果を高め、個々に応じた学びを進めるとともに、自ら体験して学ぶリアルな活動ともバランスを取れた。 バランスのとれた学習活動を推進したいと考えております。今後、策定を予定しております、大臣指針において、 デジタルの活用が期待される場面なども学校現場にわかりやすくお示しし、新たな教科書の発行採択等にあたり、参考にしていただけるようにしたいと考えております。つぎに、 紙とデジタルの教育効果の検証についてお尋ねがありました。デジタルな形態を含む教科書については、国として、学習効果の観点も含め、 授業実践や大規模アンケート調査等の実証研究を行い、そこで得られた知見や優れた実践事例について、各自治体や学校現場に対し、 積極的に周知、横展開を行ってまいります。つぎに、学習評価についてお尋ねがありました。 多様な個性や特性を有する子供たちの深い学びを実現し、個々の強みを学習評価を通じて伸ばすことは重要であり、 デジタルな形態を含む教科書の機能はこうした評価の実施に資するものであります。子供たちの多様な学びについては、口頭での発表やグループでの話し合い 作品の制作といった文字のみによらない活動も取り入れ、多角的、多面的な方法で評価を実施することが有効であります。 次期学習指導要領に向けては、こうした学習評価の在り方を一層促進することができるよう、引き続き、中央教育審議会において検討を進めてまいります。 つぎに1人1台端末の活用における健康を守る設計についてお尋ねがありました。文部科学省としては、端末の安全安心な活用に向け、 学校や保護者等との間で共有共有しておくことが望ましいポイントの周知や、児童生徒の健康に留意して、ICTを活用するためのガイドブックの策定周知を行う他、 フィルタリング設定を適切に行うことを各教育委員会に要請するなど、 学習において、端末が適切に活用されるよう取り組んでいるところであります。各教育委員会においても、フィルタリングの設定や端末の利用可能時間帯を制限するなど、 学習に関係ない斎藤のサイトの閲覧や閲覧の防止や長時間利用を制限する取り組みが実際に行われていると承知をしております。 くわえて、児童生徒がインターネットの使い過ぎによって起きうる昼夜逆転や睡眠障害、学習への影響といった弊害などを理解し、 適切な使い方を学ぶため、学習コンテンツの提供や教職員を対象とした研修会を開催するなど、健康面に留意したデジタル活用が行われるよう取り組んでいるところであります。 引き続き、これらの取り組みをよりこれらの取り組みの充実に努めつつ、 児童生徒がICTを適切に活用しながら、学びに向き合うことができる環境整備に取り組んでまいります。つぎに、質の高い教育を実現するための教育改革についてお尋ねがありました。 学校は様々な人との関わり合いの中で、社会を形成していく上で必要な力を身につける大変重要な場所であり、 誰1人取り残さない学びを実現していくことは大変重要であると考えております。子供たちの基礎的な学力を伸ばし、デジタル技術も活用しながら、子供たちの好きを育み、 得意を伸ばす柔軟な教育課程の実現に取り組むとともに、教師の皆さんが子供たち1人1人としっかり向き合うことができる環境の整備に着実に取り組んでまいります。 国務大臣小野田紀美小野田紀美国務大臣 水野議員からまずAI戦略の観点から子供たちのAIとの付き合い方についてお尋ねがありました。 AI技術の急速な進展により、AIが単なる情報収集だけでなく、課題解決も含め様々な用途で利用できるようになる中で、AIがもたらすリスクに対しても適切に対応していくことが重要であると考えます。そこで、 昨年12月に策定したAIの適正性確保に関する指針では、子供たちを含む国民の皆様に向けて、 AIの特性や仕組みを正しく理解し、能動的にAIリテラシーを身につけるよう努めることや、AIを利用する際は、人間の判断責任のもとで意思決定を行うことなどを促しているところです。 現在中央教育審議会においてAIの適切な取り扱い等を含む情報活用能力の抜本的な向上に関する議論が進んでいるものと承知しており、 これも踏まえて、文科省と連携して子供たちのAIリテラシー向上の取り組みを推進してまいります。 つぎにAIの国家戦略と教育改革との連動についてお尋ねがありました。 政府としては昨年末、世界で最もAIを開発活用しやすい国を実現していくことを基本構想としたAI基本計画を閣議決定したところです。本計画においてはAI社会において人が人としての価値を発揮するため、想像力、思考力、 判断力、適応力、コミュニケーション力などを含む人間力向上を図ることが重要であり、人間ならではの力を伸ばしつつ、AIとともに課題を解決できる人材を育成するため、 リベラルアーツ教育を含むAI時代にふさわしい教育を推進することとしています。引き続き、文部科学省と密に連携し、取り組みを進めてまいります。 国務大臣松本尚松本尚国務大臣 水野晃一議員の質問にお答えいたします。 ご指摘の通りデジタル化においては標準化や相互運用性の確保を図りながら進めていくことが肝要です。 文部科学省を含む関係省庁においては、令和7年6月に教育DXロードマップを作成し、教育DXを進めていく上での課題や施策を整理しました。その中では、 データによる学習者の自己理解、教師の看取りの充実という柱を掲げ、 教育現場のデジタル化と並行して、教育データの標準化や教育デジタルサービスの総合運用性の確保を推進していくことにしております。 デジタル庁では、転校進学といった学校組織を超えたデータの送受信のための認証基盤の実現に向け、技術実証等を進めてまいります。また、文部科学省においては、 教育データ標準を定義しているとともに、関連システムの相互運用標準モデルを策定し、ベンダーロックインの回避等に向けた取り組みを進めていると承知しております。 つぎに、子供たちの学びを保障するための教育DXの設計思想についてのお尋ねがありました。 デジタル技術を用いることにより、多様な子供たちに個別的最適な学びを提供することがこれまで以上に可能になると認識しております。 関係省庁でも策定し、失礼、関係省庁で策定した教育DXロードマップにおいては、誰もがいつでもどこからでも 誰とでも自分らしく学べる社会をというミッションを学ぶ人のために、あらゆるリソースをというビジョンをそれぞれ掲げております。 またロードマップでは、デジタル化による教職員の負担軽減や学びの環境整備 デジタルデータの利活用などを実現するために関連するシステムの相互運用性確保などについて取り組んでいくこととしております。引き続き、文部科学省と連携して、 教育DXの推進に努めてまいります。
01:21:53下野六太 公明党 この発言をエクスポート 議員下野六太はい 下野六太くん 公明党の下野六太です。 私は、会派を代表して、ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案について質問いたします。初めに、教育の意義について申し上げます。 国家100年の計は教育にありと言われます。なぜ教育がそれほど重要なのか。それは、 国の未来を決めるのが人だからです。私は本当に強い国とは、国民1人1人が夢や希望を持ち、幸福を実感できる国だと考えています。 経済や安全保障など、制度を整えることは重要です。 しかし幸福そのものは誰かから与えられるものではありません。自ら目標を定め、努力し、達成する。その積み重ねの中にこそ幸福があるのではないでしょうか? 学校は、その土台を育む場所であるべきです。私は中学校の保健体育教師時代、子供たちに本物の達成感を味わわせたいと考え、 最も苦手意識を持つ子が多かった水泳指導に挑みました。5年間の研究と実践を積み重ねた結果、 特別支援学級の子供たちを含め、教えている学年の子供たち全員が、クロールで1000mを泳げるようになりました。 さらに翌年には平泳ぎで800m、そして3年目には全員がバタフライにも挑戦し、 個人メドレーを泳ぎ切るまでになりました。水泳学習の最後の感想文には、次は数学を頑張りたい。 苦手だと思って諦めていたことにも挑戦したい。と自ら次の目標を書く子供たちの姿がありました。私はそのとき、教育とは できなかったことができるようになる喜びを通して、子供たちの可能性を引き出す営みなのだと学びました。子供が自ら目標を定め、挑戦し、 努力する、その力こそが自立の基礎です。学校はわかった。できたという成功体験を積み重ね、自分自身の可能性を 信じられる場所でなければなりません。その意味で、教科書は単なる教材ではなく、 子供たちの学びと成長を支える極めて重要な基盤です。本法律案は、教科書にデジタルという新たな形態を導入する大きな転換点となります。しかし、 教科書の形が変わっても、全ての子供に質の高い学びを保障するという教育の本質は、決して変わってはなりません。 そこで以下質問いたします。我が国の義務教育では、国公私立を問わず、教科書の無償供与給与が行われています。この根拠となる。 義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律が成立したのは昭和37年のことです。翌年3月の参議院本会議において、 公明会の柏原靖議員は部分的にしか行われていなかった義務教育における教科書無償給与について完全実施を求めました。 これに対し、当時の池田勇人内閣総理大臣は、義務教育の教科書を全て無償とする。考えを明らかにしました。 小学校一年生から中学校3年生までの教科書無償給与について内閣総理大臣が政府全体の方針として、 厳命したのはこれが初めてとされます。以来、こんにちまで続く義務教育の教科書無償給与制度は、我が国の教育の根幹を成しており、 先人たちの功績に身の引き締まる思いがいたします。本法律案が成立すれば、新たにデジタルな形態の教科書が認められます。 このデジタルな形態の教科書についてもこれまでと同様、当然に義務教育における無償給与が保証されることを文部科学大臣に確認したいと思います。 教科書の低下は、文部科学省告示で定める低下認可基準に基づき、教科書の種目別、学年別に定められた。 最高額の範囲内で文部科学大臣が認可しています。他方で、義務教育の教科書については、国がその費用を負担することから、 国が認可し支払う価格の範囲内で教科書が制作されるということになります。 本法律案により認められるデジタルな形態の教科書については、音声読み上げ機能などのアクセシビリティへの対応やクラウド管理などが必要となるため、 紙の教科書に比べて制作コストが高くなることも予想されます。物価高や少子化により、教科書発行者の経営が厳しく成っている中でも、質の高い デジタルな形態を含む教科書を制作するため、適正な価格設定が求められます。 デジタルな形態の教科書を制作するための必要なコストが適切に反映される形で、教科書価格が設定されるべきと考えますが、文部科学大臣の見解を伺います。 デジタルな形態の教科書の使用については、視力の低下や姿勢の悪化など、子供たちの健康面への影響を懸念する声が上がっています。 政府の調査によれば、小中学生について、裸眼視力視力が1.0未満の割合は増加傾向にある他、 総運動時間は減少傾向にあります。また、平日1日あたりのインターネットの利用時間も小学生で平均約4時間 中学生で平均約5時間半と長時間に及んでおり、健康面への影響や、デジタル端末との付き合い方について考えていく必要があります。 デジタルな形態の教科書の使用により、学校でのデジタル端末の使用時間は延びるでしょう。子供たちのデジタル付けが懸念される中、 デジタル端末の利用について、生活時間全体で考える必要性も指摘されています。また、全国学力学習状況調査によれば、 スマートフォンの使用時間が一定程度を超えるとスコアが低下するなど、学力への影響も示唆されています。 デジタルな形態の教科書の導入が子供たちの健康やデジタル端末の使用時間に与える影響についてどのように認識していますか。 また、学校と学校外を合わせた子供のデジタル端末の適切な使用時間と、それを踏まえた学校におけるデジタル端末の使用時間やその管理について 文部科学大臣の見解を伺います。教育のデジタル化が進む今だからこそ、 私は改めて体験活動の重要性を強調したいと思います。自然体験や生活体験、文化芸術体験などが豊富な子供は、自己肯定感や探究心、 自律的行動習慣が高い傾向にあることが示されています。また、外で過ごす時間が近視傾向や 肥満の抑制に繋がる可能性も指摘されています。デジタルの良さを教育に生かすことは重要です。しかし、同時にリアルな 体験を通して、人と関わり、体を使い、五感で学ぶ価値はむしろこれからの時代にこそ高まるのではないでしょうか? 教育のデジタル化が進む中で、体験活動はより重要性を増していくと考えます。文部科学大臣の所見と 体験活動充実に向けた今後の取り組みについて伺います。デジタルな形態の教科書の使用について懸念されることの一つに、子供たちの学びの保障継続があります。 デジタルな形態の教科書は基本的に使用権の付与という形での提供が想定されており、 通信環境がない場合や、使用可能期間が過ぎてしまった場合は、アクセスすることができません。使用が学校や自宅の通信環境に左右される他、 転校後や卒業後の学びの振り返りにも制限が生じます。文部科学省はこうした事態に備え、 デジタル部分についてはダウンロード機能や印刷機能の付与も考えているとのことです。しかし、小学校等においてデジタル端末は貸与が主流であり、 ダウンロードしても児童生徒の手元に残るのか疑問です。印刷についても、プリンターや紙などが必要であり、デジタル部分を全て印刷することなどは現実的ではありません。 また、デジタルな形態の教科書のメリットとして挙げられる。動画や音声は印刷できません。ダウンロード機能や印刷機能の付与にとどまらない。 子供たちの学びの保障継続のための方策について、文部科学大臣に伺います。本法律案が成立すれば、 教科書にデジタルという新たな扉が開かれます。しかし、教科書がどのような形になろうと思う。子供たち1人1人の可能性を引き出し、 質の高い学びを保障するという教育の使命は変わりません。我が党は、義務教育における教科書無償給与の理念を守りながら、 全ての子供たちの学びが保障される教育環境の実現にこれからも全力で取り組むことをお誓い申し上げ、私の質問を終わります。 文部科学大臣松本洋平松本洋平文部科学大臣 下野議員にお答えいたします。 まず、教科書の無償給油無償給与についてお尋ねがありました。義務教育段階の教科書は、憲法第26条の2に規定する。 義務教育の無償の理念をより広く実現するために、教科書部処法及び無償措置法に基づいて児童生徒への無償給与を10種給与を実施しております。 本法律案は、これまで紙だけが認められてきた。 教科書にデジタルの特性が生きる学習学習にデジタルを取り入れて作成することを可能とするものであり、制度改正後、新たに導入されるデジタルな形態に含む教科書についても、 義務教育段階の教科書については、無償措置の対象としております。つぎに教科書価格についてお尋ねがありました。 デジタルな形態を含む新たな教科書の価格については、紙の教科書と同じく、物価変動等を注視しつつ、クラウド通信料など 製造供給に係るコスト構造が紙の教科書と異なる点などについて考慮する必要があると考えております。そのため、文部科学省において、中央教育審議会の審議まとめ以降、 教科書発行者とデジタルな形態を含む教科書の製造供給に必要なコストの算出に向けた検討を始めたところであります。本法案をお認めいただいた後には、 教科書発行者と丁寧な情報共有や意見交換を行いながら検討を加速させ、その結果を踏まえて必要なコストに見合った適正な教科書定価の設定と、 必要な予算の確保に努めてまいります。つぎに、子供たちの健康面への影響についてお尋ねがありました。 デジタルな形態を含む新たな教科書の導入により、教科書を使用する場面で端末を使用する時間が増えることが想定されるため、 健康面に配慮した仕様を一層徹底する必要があると認識しています。端末の活用にあたっては、 児童生徒の健康に留意して、ICTを活用するためのガイドブックを策定するとともに、使用時間を守るなど 学校や保護者等との間で共有しておくことが望ましいポイントをわかりやすくまとめるなどして周知に取り組んでいるところであります。今後、専門家の意見も伺い、児童生徒がICTを適切に活用しながら学びに向き合うことができるよう、 引き続き引き続き必要な取り組みを進めてまいります。つぎに、体験活動体験活動の充実に向けた取り組みについてお尋ねがありました。 議員ご指摘の通り、デジタル化が急速に進展する現代だからこそ、青少年の健全な育成には、自然体験や生活体験なども 体を使った直接的な体験活動が重要であると考えております。青少年の体験活動を推進するため、文部科学省としては、 青少年や保護者に体験活動の必要性、重要性を発信する体験活動の普及啓発事業に取り組むとともに、独立行政法人 国立青少年教育振興機構においては、全国28ヶ所の青少年教育施設での体験プログラムの提供や、 子供ゆめ基金を通じた民間団体が行う体験活動への助成などを行っております。今後とも、多様な体験活動を通じて、 子供の成長を支える環境作りに努めてまいります。つぎに、子供たちの学びの保障継続のための方策についてお尋ねがありました。 文部科学省としては、デジタルな形態を含む新たな教科書について、通信障害時等においても、 教科書のうちのデジタル部分を使用できるよう、印刷ダウンロード機能の標準実装を検討しております。また、教科書のうち、デジタル部分については、児童生徒が自身のアカウントからログインすることで、 自宅のパソコンなどにダウンロードして、転学卒業後も使用することも考えられます。また、家庭における通信費に対しましては、 義務教育段階における就学援助等によって支援を行っているところであります。引き続き、子供たちの学びを継続的に保障できるよう取り組んでまいります。
01:36:59後藤翔太 参政党 この発言をエクスポート 議員後藤翔太後藤翔太くん 参政党の後藤翔太です。 私は会派を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案について質問いたします。本改正法案は、教科用図書という紙媒体を前提した文言を、デジタルな形態を含みうる。 教科書という文言を改める点に大きな特徴があります。文部科学省の説明資料には、本改正によって、教科書は、紙、デジタル ハイブリッドの3類型から選択できるようになる。受け取ることのできる記載が見られます。しかし、教科書の形態に関する具体的内容は 教科書検定基準などの会規程に委ねられていることから、正確な説明ではありません。あくまで神に限定されなくなるというものです。わかりやすさを優先したと推察いたしますが、 デジタルには、我々は我々が現在想定できない広がりを見せ、この3類型にとどまらない可能性もあることを踏まえると、結果的に文部科学省の説明資料には、 これからの教科書は3類型から選択するものだというミスリードが含まれてしまい、政策議論を限定的なものに歪めてしまったのではないでしょうか? 文部科学大臣の見解をお伺いします。これまでの議論の多くは、中教審令和の日本型学校教育投資の枠組みの中で行われてきました。 その中心は、デジタルデバイスが知徳体に与える影響、すなわち、学力社会情動的スキル、非認知能力 健康への影響に関する議論であったように感じます。そこで、デジタルデバイスが児童生徒の地域体得いく。 体育に与える影響について、文部科学省として現時点でどのように評価しているのか、文部科学大臣に総括的な見解を伺います。ただしかし、そもそも考えるべきなのは、 教科書が教育行政においてどのような役割を果たしてきたのか、そして、本改正によって、その役割がどのように変化するのかという点ではないでしょうか? 教科書が存在することで、北は北海道、南は沖縄に至るまで、全国の子供たちが学習指導要領と 教科書検定に基づく一定の内容を学んできました。そこには全国どこでも同じ教育を受けられるという教育の水平的平等を支える役割がありました。 我が国の教科書制度の歴史を振り返れば、1886年の検定制導入1903年の国定化 1948年の検定制復活。常にどこまで記載内容の差異を認めるか。これが争点となってきました。今は教科書を巡る内容軸の議論です。 今回の改正は、そこに新たに媒体軸を加えるものです。紙なのかデジタルなのか、あるいはハイブリッドなのか。内容だけでなく、 媒体そのものに差異が生じることになります。その結果、教科書間の差異は、従来以上に複雑化し、児童生徒の学習体験は、大きく多様化する可能性があります。 しかし、それは同時に全国どこでも同じ教育を受けられるという教育の水平的平等を弱めることにも繋がりかねません。 学校教育体験を共有することは、ネイションとしての一体感形成にも関わる重要な要素であると指摘されています。 令和の日本型学校教育答申では、ICTの効果的活用による個別最適な学びが提唱されていますが、その推進が紙の教科書と 学習指導要領、教科書検定が相まって、担保してきた教育の水平的平等を損なうことにならないのか。文部科学大臣の見解を伺います。 さらに、教科書に媒体軸が加わることで、考慮すべき点は飛躍的に増加します。なぜならデジタル教科書は、単なる本ではなく、 情報システムだからです。情報システムは、ハードウェア、ネットワークOSプラットフォーム、データ形式互換性、セキュリティ、 UI UXアルゴリズム そして家庭環境を上げればきりがないほど多数の要素に依存します。つまり教育環境の整備は、 紙の教科書のようにシンプルではありません。これらを全国的な水準で整備し、全国どこでも同じ教育を実質的に保障することは並大抵のことではないと考えます。 全国の自治体で、本当にそれが可能なのでしょうか?例えば、本年3月に公表された学校のネットワーク状況に関する調査では、 全ての授業で多数の児童生徒が同時に端末を活用しても支障が生じない水準である。 必要なネットワーク速度を確保済みの学校は63.9%でした。全国どこでも同じ教育と言える水準にはありません。文部科学大臣の現状認識を伺います。 また、私はデジタル教科書を巡る議論では、デジタル教科書とは何かという形態論そのものが十分に議論されていないのではないかと感じています。 多くの人は、デジタル教科書と聞くと、電子書籍の延長をイメージされるかもしれません。しかし、教科書検定などの会規程次第では、その決定は大きく変わり得ます。 2000年代には人程度DSの学習ソフトが普及しました。2025年にはADHD治療用ゲーム Endeavorライトが医療着医療機器ソフトウェアとして薬事承認されています。また、企業研修では、eラーニングが広く活用され、医師の手術教育にはVRも導入されています。 こうした事例を踏まえれば、デジタル教科書は、Kindleのような単なる電子書籍にとどまらず、ゲーミフィケーション要素やVRインタラクティブ機能などを含む。 多様な形態へ発展していく可能性があります。このつかみどころのなさこそが、教育現場や保護者の抱える デジタル教科書への不安や危機感の背景の一つではないでしょうか?教科教育の場にどのような媒体が入り込み、認知発達や学習体験をどう変容させていくのか。 この将来像について、十分な社会的合意が形成されているとは到底言えません。 文部科学省は、デジタル教科書の将来的なハード、ソフトの到達点をどのように見据えているのでしょうか?電子書籍の枠組みを超えた発展可能性をどこまで想定し、制御しようとしているのでしょうか? 文部科学大臣の見解を伺います。さらにデジタル教科書は、情報システムである以上、 学習ログや生体データの収集活用が技術的に可能になります。Apple Watchのようなデバイスと組み合わせると、その可能性の幅は大きく広がります。 しかし、こうしたデータ収集と活用は、児童生徒のプライバシーや人格形成にも深く関わる問題であり、情報セキュリティのリスク、デジタル主権の観点からも極めて慎重であるべきです。 情報の管理が不適切な場合、抜き取られて悪用されてしまう危険性があります。ICTの効果的活用による 個別最適な学びでは、こうした学習ログや生体データの活用をどこまで視野に入れているのでしょうか?文部科学大臣に伺います。 改めて強調したい点を3点申し上げます。第1に、本改正法案は、紙デジタルハイブリッドの教科書の3類型を直接規定するものではありません。 あくまで教科用図書教科書に改めるものであり、具体的内容は教科書検定基準などの会規程に委ねられています。 本法案は、教科書を紙に限定する規定を削除するものであって、その意味で、本法案によって3類型が認められるという説明には一定のミスリードが含まれており、議論が限定的になっている恐れがあります。 第2に、デジタル教科書は、紙の教科書のようなシンプルな媒体ではなく、多数の条件に依存する情報システムです。 全国どこでも同じ教育を保障するためには、極めて高度で継続的な環境整備が必要になります。第3に、デジタル教科書は 単なる電子書籍にとどまらない可能性を持っています。デジタルの恩恵を受けられる、希望的な側面がある一方で、デジタルG技術の可能性の無限の広がりを持つことから、 自由度が高まりすぎることによって、教育行政や教育現場でのコントロールが困難になる恐れがあります。しかし、 この将来像やけ将来像や形態についての議論は、いまだ十分とは今言えません。以上の理由から、デジタル教科書についての制度 社会的議論が十分尽くされないまま、この可能性を大きく切り開く本改正法案には、私は懐疑的であります。最も、その一方で、学校現場におけるデジタル化が 既に相当進んでいることも事実です。私自身、先日、我が党の渡辺愛梨衆議院議員とともに、ある小・中学校を視察し、 実際にデジタル教材にも触れさせていただきました。現在の児童生徒には、日常的にICTやデジタルデバイスに接する環境の中でまだ 言わば、デジタルネイティブ世代であると言ってよいと思います。そして教育は学校の中で完結するだけするものではありません。児童生徒は、やがて社会へ出て、日本社会を支える主体となります。 では、デジタル社会形成基本法の掲げるデジタル社会において、次世代を担う子供たちにはどのような活躍が期待されているのでしょうか? デジタル大臣のお考えを伺え、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 文部科学大臣松本洋平松本洋平文部科学大臣 後藤議員にお答えいたします。 まず、本法律案の説明資料についてお尋ねがありました。本法律案は、これまで紙だけが認められてきた認められていた教科書に デジタルの特性が活きる学習にデジタルを取り入れて作成することを可能とするものであります。今回の制度改正の説明資料は、 広く学校現場や教育委員会、保護者なども念頭に、現行の仕組みとの違いについてわかりやすくイメージを伝えるために作成したものであり、ご指摘は当たらないものと考えております。 つぎに、デジタルデバイスが児童生徒に与える影響についての見解についてお尋ねがありました。 全ての子供たちの父徳大を一体的に育むためには、その可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学びが重要です。 子供たちがGIGAスクール構想で導入された1人1台端末を日常的に活用することで、教師が1人1人の児童生徒の反応や考えを即時に把握し、 きめ細かな指導を行うことができる児童生徒が相互の意見を参照しながら、協働して学習に取り組むことができるといった効果があるものと考えております。一方で、 スマートフォンも含めたデジタルの活用については、長時間利用による生活習慣など健康面への影響にも十分留意する必要があると考えております。 デジタルの力でリアルな学びを支えるとの基本的な考え方に立ち、知徳体の育成に資するよう取り組んでまいります。 つぎに、教科書の媒体の際による教育の平等への影響についてお尋ねがありました。教科書は、学習指導要領に基づき、 民間で著作編集された図書について、検定を通じて教科書として適切性を審査する仕組みとなっており、制度改正後においても、 教科書の形態によらず、全てが検定により質が担保されます。その上で、自治体や学校による採択や学習活動の参考にもなるよう、 紙とデジタルの活用が期待される場面などを示した大臣指針を策定することとしております。 くわえて、文部科学省として、学習効果の観点も含めた実証を継続するとともに、そこで得られた知見や各自治体、学校現場の創意工夫により生まれる優れた実践事例事例について全国に周知 展開を行ってまいります。つぎにデジタルな形態を含む教科書に関する環境整備の現状認識についてお尋ねがありました。 デジタルな形態を含む教科書の使用を始め、これからの社会を生きる子供たちに必要な資質能力を育成する個別最適な学びと 協働的な学びの一体的な実現に向けて、学校教育の基盤的なツールとして、ICT環境は必要不可欠であります。 議員ご指摘の学校のネットワークについては、令和7年度調査では、全ての学校において必要なネットワーク速度が確保されているものではございませんが、 令和10年度末には約95%の設置者において設置している全ての学校で必要なネットワーク速度が確保される見込みと成っております。 また、学校のICT環境整備計画に基づく地方財政措置や教育情報セキュリティポリシーの策定の促進などを通じて、 必要なICT環境が適切に適切に整備されるよう、自治体の取り組みを支援し、支援しているところであります。文部科学省では、こうした支援を通じて、 デジタルな形態を含む教科書の導入が見込まれる令和12年度を見据え、全国の学校で必要なICT環境が整備されるよう、引き続き取り組んでまいります。 つぎに、デジタル教科書の将来についてお尋ねがありました。今回の制度改正によって、 これまで紙だけが認められていた教科書にデジタルを取り入れることが可能となります。これにより、例えば英語のネイティブ音声や理科の実験動画など デジタルの特性を生かしたコンテンツが教科書の一部として掲載されるとともに、そうしたコンテンツについても検定の対象とし、質の担保を図ってまいります。 さらに、どのような新しいデジタル技術を教科書に取り入れることができるかについては、今後の技術の進展等も踏まえて検討していく必要があると考えております。 つぎに学習ログや生体データの取り扱いについてお尋ねがありました。個別最適な学びを実現、個別最適な学びの実現に資するよう、 教育データを効果的に利活用することは重要と考えております。一方で、その利活用に当たっては、個人情報の適切 適正な取り扱いや情報セキュリティの確保が前提となります。このため、文部科学省で取りまとめた教育データ利活用に係る留意事項において、 学習ログや生体データなど個人情報を取り扱い再取り扱う際は、 必要最小限のデータ取得とすることや、プライバシーを含む児童生徒の権利利益の保護を事業等の設計段階で組み込むことなどを示しているところであります。引き続き、文部科学省において、 デジタルな形態を含む新たな教科書等の運用する際、 デジタルな形態を含む新たな教科書等を運用する際にも、教育委員会、学校において、個人情報の適正な取り扱いや適切なセキュリティ対策が行われるよう取り組んでまいります。 国務大臣松本尚松本尚国務大臣 後藤翔太議員のご質問にお答えいたします。次世代を担う子供たちに期待される活躍についてのお尋ねがありました。 デジタル社会形成基本法において、デジタル社会とは、あらゆる分野において、デジタル技術により創造的かつ活力ある発展が可能となる社会とされています。 このような社会においては、子供たちが1人1台端末等により、情報活用能力を獲得し、 自らの人生を豊かにし、そして社会の形成者として活躍していくことが期待されます。少子高齢化を始めとした我が国の社会課題を解決していくためには、 子供たちがデジタル技術を使いこなす人材として育つとともに、技術を賢く活用し、様々な体験を積むことで、 社会を、に活力を積んでいくことを期待しております。 これにて質疑は終了いたしました。日程第1、所得に対する租税に関する二重課税の除去、並びに 脱税及び租税回避の防止のための日本国とキルギス共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件 日程第2、環境保護に関する南極条約規定書の9部署の6の締結について 承認を求めるの件日程第3、国際民間航空条約第 50条の改正に関する2016年10月6日にモントリオールで証明された。議定書及び 国際民間航空条約第56条の改正に関する2016年10月6日に、門灯る。オールで締め 署名された議定書の締結について承認を求めるの件 日程第4、万国郵便連合憲章の第12追加議定書万国郵便連携連合一般規則の第4 追加議定書バンク郵便連合一般規則の第5追加議定書 万国郵便条約の第1追加議定書及び万国郵便条約の 第2追加議定書の締結について承認を求めるの件、いずれも衆議院送付、以上4件を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます 委員長外交防衛外交防衛委員長 議員後藤翔太里見隆治くん
01:56:25里見隆治 外交防衛委員長 この発言をエクスポート 議員里見隆治ただいま議題となりました条約4件につきまして、外交防衛委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。 まず、キルギスとの租税協定は、現行の日ソ租税協約の内容をキルギスとの間で全面的に改正し、 投資所得に対する源泉地国課税の更なる減免等について定めるものであります。つぎに、南極環境保護議定書付属書6は、 南極地域において、環境上の緊急事態を引き起こす引き起こした事業者が取るべき対応等について対応措置等について定めるものであります。つぎに、 国際民間航空条約第50条改正議定書等は、国際民間航空機関の理事会の構成員及び 航空委員会の委員の数を増加することを定めるものであります。最後に、万国郵便連合憲章の第12追加議定書等は、万国郵便連合の運営や財政及び 国際郵便業務に関する事項等について所要の変更を行うことを定めるものであります。 委員会におきましては、4件を一括して議題とし、各条約を締結する意義我が国の対中央アジア外交、南極観光の現状と第48回 南極条約協議国会議の成果国際機関における日本人幹部の職員の増強に向けた取り組み等について質疑が行われましたが、 詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党の山添委員よりキルギスとの租税協定に反対 他の3件に賛成する旨の意見が述べられました。次いで、順次採決の結果、キルギスとの租税協力は多数をもって 南極環境保護議定書付属書6国際民間航空条約第50条改正議定書と、及び万国郵便連合憲章の第12追加議定書等はいずれも 全会一致をもって、それぞれ承認すべきものと決定いたしました。以上、ご報告申し上げます。 これより採決をいたします。まず日程第1の条約の採決をいたします。本件の賛否について投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数243、賛成236、反対7、よって本件は承認することに決しました。 つぎに、日程第2ないし、第4の条約を一括指定 採決いたします3件の賛否について、投票ボタンをお押し願います。まもなく投票を終了いたします。 これ行って投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数243、賛成243、反対ゼロ、よって3件は全会一致をもって承認することに決しました。 日程第5、健康保険法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付を議題といたします。まず、委員長の報告を求めます 委員長厚生労働厚生労働委員長
02:00:45小川克巳 厚生労働委員長 この発言をエクスポート 議員小川克巳小川克海くん ただいま議題となりました法律案につきまして、厚生労働委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。本法律案は、持続可能な医療保険制度の実現に向け、 必要な補保険給付等の適切な実施、並びに世代間及び世代内での負担の公平性の確保を図るため、 出産に係る給付体系の見直し一部保険外療養の創設国民健康保険における子供に係る均等割保険料等の 軽減の拡充後期高齢者医療における金融所得の保険料等への勘案等の措置を講ずる他、医療機関の業務効率化と、 勤務環境改善の取り組みに係る措置を講じようとするものであります。委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、 医療保険制度における負担の公平性、一部保険外療養の対象範囲出産に関する新たな給付の 創設に伴う課題高額療養費制度の在り方等について高市内閣総理大臣にも出席を求め、質疑を行いました。 本法律に対しては、立憲民主無所属及び公明党代表して川村雄大委員より高額療養費の支給要件 支給額等を定めるに当たっての考慮事項等の追加、一部保険外療養を定めるにあたっての要件の追加等を内容とする。 修正案が提出され、原案及び修正案に対する質疑を行いました。 委員会における質疑の詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局し、討論に入りましたところ、立憲民主無所属を代表して、 郡山りょう委員より、修正案に賛成、原案に反対公明党代表して、川村雄大委員より、修正案に賛成、原案に反対 日本共産党を代表して、白川容子委員より、修正案及び原案に反対れいわ新選組を代表して、 天畠大輔委員より、修正案及び原案反対の旨の意見がそれぞれ述べられました。討論を終局し、 順次採決の結果、修正案は否決され、本法律案は多数をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。なお、本法律案に対し、 付帯決議が付されております。以上、ご報告申し上げます。 本案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。
02:04:22郡山りょう 立憲民主・無所属 この発言をエクスポート 議員郡山りょう郡山りょうくん 立憲民主・無所属郡山りょうです。 私は、会派を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について反対の立場から討論を行います。 まず、本法律案は、OTC類似薬についての一部保険外療養の創設後期高齢者医療制度における金融所得の勘案 出産費用の無償化や妊婦健診に関する見直し国民健康保険の子育て世帯の保険料軽減の拡充 国保の各種制度を見直し、高額療養費制度に係る考慮事項の明確化医療機関の業務効率化や勤務環境改善 協会けんぽの国庫補助に係る時限措置など、それぞれ性格の異なる様々な項目をまとめて改正するものとなっています。 改正項目については、それぞれ深い議論が必要であり、各項目に対して賛否がわかれる可能性のある内容のものを全てひとくくりにして、 一つの改正案にまとめる必要があったのか、大きく疑問に感じます。施行時期が7段階にわかれていることからも、 独立心や可能な事項に分けて法案を提出することも可能だったと考えられます。政府は今回の改正項目は全て 持続可能な医療保険制度の実現を目的とする点で共通するものだと説明しますが、ここまで性格の異なる内容の改正項目を安易にひとくくりにすることは、 結果的に賛否を封じることに繋がりかねず、丁寧で充実した審議を行う妨げとなってしまったのではないでしょうか? その上で、本法律案の内容について、特に問題があると考える点が2点ございます。一つ目は、高額療養費制度に関する改正内容です。 本法律案では、高額療養費の支給要件、支給額等を定める際に、 特に長期療養者の家計に与える影響を考慮するよう法律上明確化することとしています。長期療養者への配慮は当然ながら重要ではありますが、それだけでは不十分です。 高額療養費制度については、既に現行制度のもとにおいても、経済的な負担から必要な治療を断念せざるを得ない方や、 治療により、生活の困窮に陥る方がいることが指摘されているところです。にも関わらず、政府は、高額療養費制度の令和8年8月と令和9年8月における 2段階の見直しを断行しようとしており、自己負担限度額の引き上げ等により負担が増加する方が生じることが見込まれています。 そもそも高額療養費制度の見直しに関しては、昨年の見直し凍結を経て、当事者の方の声をしっかりと聞いて、改めて検討するよう 社会保障審議会のもとに専門委員会を設け、患者団体も参画した議論が行われてきました。ですが、専門委員会において、 最終的な自己負担限度額の引き上げ額などが示されたのは、予算の閣議決定前日であり、報告事項のような形でした。こうした検討プロセス自体に 大きな問題があったと言わざるを得ません。高額療養費制度は、憲法第25条が保障する生存権の趣旨を踏まえ、 国民皆保険制度において、国民の生命及び生活を守る上で欠くことのできない中核的な役割を果たすものであるはずです。 しかし、今回の高額療養費制度の見直し内容では、WHOの定義する破滅的医療支出の状態となる方が生じる可能性が指摘されています。 受診抑制が増加する恐れも指摘されており、患者の方々から不安の声が続いています。このような状況で、今回の見直し内容は、 高額療養費が果たすべき役割を十分に踏まえたものとなっていると言えるのでしょうか?また、高額療養費制度については、保険者が変更となった場合に、 多数回該当のカウントが引き継がれず、リセットされてしまうことや、合算制度において、70歳未満は2万1000円以上でなければ合算できないこと 新設される年間上限の仕組みにおいて、当面は償還払いになることといった様々な課題も残されたままとなっています。 政府は、令和8年8月と令和9年8月の段階的な見直しはパッケージで行うものと説明していますが、患者の方々の不安の声 研究者の方による指摘も踏まえ、少なくとも令和8年8月の見直し後に十分な検証、議論を行わなくてはならないと考えています。 パッケージを行うことに固執することなく、いま一度立ち止まり、 本法律案の審議過程でも明確となった様々な課題に改めて真摯に向き合い、高額療養費制度について検討し直す必要があるのではないでしょうか? こうした課題への対応について検討の方向性を法律案に明記することで、将来にわたって高額療養制度のあるべき姿を保障する必要があると考えます。 二つ目は、OTC類似薬の保険保険給付の見直しについてです。本法律案は、一部保険外療養を創設し、OTC医薬品との代替性が特に高い薬剤を用いた療養等について その費用のうち、一部を保険給付の対象外とすることとしています。しかし、法律案では、この代替性を判断するための観点が不明確であり、 一部保険外療養の対象となる薬剤の範囲がなし崩し的に広げられるのではないかという懸念があります。また、一部保険外療養の創設に伴い、 必要かつ適切な受診の抑制が生じることがあってはなりません。さらに、本法律案の審議過程では、 一部保険外療養の対象範囲について、薬剤費だけでなく、薬剤費以外の診療行為等の部分まで含まれてしまうではないかとの指摘もございました。 本法律案の審議においては、医療保険制度の持続可能性を高める観点から、所得把握の充実を大の負担の原則の徹底も重要な論点として議論されました。 後期高齢者医療制度における金融所得の緩和、その一方ではありますが、株式等の配当や自営業者等の所得をより正確に把握し、 負担能力に応じた公平な保険料化を実現することが不可欠です。さらに、現役世代と高齢者世代との間の費用負担の在り方、すなわち、 世代間負担の問題についても、医療保険制度単体ではなく、年金介護を含む。 社会保障制度全体の枠組みの中で、大の負担を基軸に据えた議論を深める必要があります。そうした問題点を踏まえ、私達立憲民主・無所属は、公明党の皆様とともに、 委員会において、本法律案に対する修正案を提出いたしました。修正案の主な内容は、高額療養費の支給要件、支給額等を定めるに当たっての考慮事項として、 療養を受ける中低所得者の家計に与える影響、療養を受ける者の必要かつ適切な受診に与える影響を追加すること 療養に必要な費用の負担が家計の負担能力に応じたものになるよう配慮する旨の規定を追加すること高額療養費等の制度の抜本的な改革についての検討を加えること 一部保険外療養に係る薬剤についての代替性を判断するに当たっての観点を追加すること等であり、患者の方々や国民の皆様の不安を払拭し、 よりよい制度とするためのものでしたが、残念ながら賛成少数で否決となりました。 また、本法律案の審議過程では、いわゆる攻めの予防医療をいかに担保するかという点も重要な議論として提起されました。国民が積極的に健康増進に取り組める環境の整備こそが、 医療費の増大を抑制する上で有効な手段であり、この観点を制度設計に盛り込むことが求められています。 しかしながら、予防医療の充実を図るためには、国民が健康維持できる働き方の実現が前提となります。長時間労働の蔓延や裁量労働制の拡大に伴う労働者の健康への懸念など 労働環境の問題は、医療保険制度と切り離せない課題です。社会保障制度全体として、健康を守る働き方の確保と、 一体的に取り組む総合的なアプローチが不可欠です。国民皆保険制度は、国民の皆様の健康や安心した暮らしを支える非常に重要で大切な制度です。 この制度を次世代に引き継いでいかなくてはならないとの考えは、与野党ともに共通した認識のはずです。ですが、 そのための手段として、高額療養費制度という国民皆保険制度の中核的な制度において、当事者の声を十分に反映せずに、 患者の方の自己負担を増やすことは大きく間違っていると言わざるを得ません。このような手段ではなく、医療保険制度、そして社会保障制度全体の枠組みや 在り方について、与野党を超えて議論を深めなければならないときに聞いています。その際には、所得把握の強化と負担原則の徹底 現役世代と高齢者世代との公平な世代間負担の配分 そして、長時間労働の是正や裁量労働制の適切な対応を含む労働環境の改善や、定期健康診断、歯科検診等の充実を初めとした攻めの予防医療の推進などを一体として取り組まなければなりません。 私達立憲民主・無所属は、今後も国民の皆様の命と暮らしを守るために、皆様の声を反映した。 政策を全力で実現していくことをお誓い申し上げ、私の討論といたします。ご清聴いただきありがとうございました。
02:15:09田村まみ 国民民主党・新緑風会 この発言をエクスポート 議員田村まみ田村まみくん よし国民民主党・新緑風会の田村まみです。私は、会派を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、 賛成の立場から討論を行います。賛成の理由について、3点申し上げます。一点目は、本法律案は、少子高齢化が進行する中において、現役世代の保険料負担の上昇を抑制しながら、 医療保険における給付と負担を見直し、持続可能な医療保険制度の実現を目指すために、各種改正を行うものであり、 その趣旨に沿って、不断の改革を行うことについて賛成です。一方で、法改正の内容ではなく、その前提となる社会保障費、医療保険の給付と負担について 参考人質疑では、医療費が増加する要因として、主に高齢化の進展と技術の進歩というところがおきたかったが、 失われた何十年間のデフレ化において、高齢化の伸びの範囲内に医療費を抑えるという政策がとられたので、基本的には医療技術の評価がされてこなかった。 という指摘がありました。骨太方針には、高齢化による社会保障費の自然増に対し、キャップをはめる縮小均衡型の記載が続きました。 2025年、ようやく賃上げ物価上昇を鑑み、必要な増を反映する書きぶりとなり、2026年診療報酬改定では、 1996年以来30年ぶりのプラス3.09%の改定となりました。しかし、 経年の不足分は反映されておらず、イラン情勢も加味されていない状況が続いています。このままでは医療機関の赤字は解消されず、赤字経営のため 医療資材、医薬品医療機器の値上げも受け入れられず、地域医療提供体制は崩れ、医療、周辺産業の持続可能性も断たれます。 今後、社会保障関連の法制度の見直しにおいて公平性を軸に、産業の成長と賃上げや物価上昇や需要の拡大 医療技術医薬品の革新を踏まえた社会保障費全体の予算増抜きに見直しを進めれば、負担は高い方に合わせ、給付は低い方に合わせる。 これを前提とした議論にならざるを得ません。今こそ、社会保障費の在り方と支える財源について患者国民の命を守り、医療 医薬品、介護等関連産業の振興を後押しし、地域の雇用を生み、地方創生に資する縮小均衡ではない。 骨太方針にすべきではないでしょうか?2点目は、 妊娠出産に伴う経済的負担の軽減と国民健康保険の負担軽減がなされるからです。国民民主党の掲げる少子高齢少子化対策は 産み育てられると思える手取りの確保と徹底的な子供子育て支援を充実した結果、生まれる子供の数が増えることです。今回の改正は、 出産にかかる費用について、出産育児一時金が支給されても61%の方が持ち出しをしている状況に対し、保険給付として、分娩費を創設し、標準的な費用にかかる。 給付体系の見直しによって負担軽減を図る措置が講じられます。また、妊婦健診において、多胎妊娠への対応などの課題は残りますが、不妊治療中の方 不育症で流産死産をされた方を含め、都道府県における周産期医療に関する協議会と連携しながら、 心身のケアを含めて、切れ目のない体制構築とサービス費用の見える化が図られます。また、国民健康保険においては、子供に係る均等割保険料の軽減が未就学児から 高校生年代まで拡充し、子育て支援拡充となる改正になっております。 3点目は、OTC類似薬に係る一部保険外療養の創設についてです。国民民主党はOTC医薬品の活用を通じた攻めセルフメディケーションの推進による。 保険適用範囲の見直しと医療費の適正化を既に掲げております。一部保険外療養の 創設により、OTC医薬品の利用を推進することで達成すべき最大の目的は、セルフメディケーションを推進することによって、国民の健康増進を図ることで、これに資するからと考える。これに資すると考えるからです。 国民1人1人が自身が受ける医療の内容とその費用について考えることで、 より健康で豊かな生活を送れるようにすることが第1であり、その結果として全体の医療費が削減されるというのがあるべき姿です。また、一部保険外療養の制度が 十分に機能するためには、医療現場にいる医師の方々が制度の趣旨を理解し、患者にOTC医薬品の活用を促すことが極めて 重要となります。このため、本法律案、附則の検討規定で勘案するとされている。医師や薬剤師の理解を深めるための取り組みが求められます。 あわせて、登録販売者のより一層の質の向上を図っていくことも重要です。このような取り組みが進めば、今回の改正は、 財源を確保するために、国民の1人1人の医療費給付を削減するだけのものだという批判は免れるはずです。 政府にはセルフケアセルフメディケーション推進の体制整備や報酬体系、税制活用といった 環境が整うことで、保険給付範囲の検討に取り組んでいただきたいと考えます。このように、医療保険制度を初め、給付と負担の見直しに資する改正内容であり、賛成です。しかし、 さきの予算案で議論され、可決をされました。令和8年、9年の高額療養費制度の見直しについては、課題を指摘 出席しておきたいと思います。令和7年度予算案で修正される事態を踏まえ、 今回の改正で、健康保険法115条、高額療養費制度の支給要件額について とりわけ、長期にわたって継続的に療養を受ける者の掛けと、より生活全体への影響を考慮する条文追加となっているにも関わらず、今般の高額療養費の見直しにこの条文の趣旨が十分反映されているものとは言えません。 今般の制度見直し前から指摘されていた問題として、70歳未満の場合は複数の医療機関を受診したときなどに、 自己負担額が2万1000円以上じゃないと合算ができないことや、多数回該当の仕組みにおいて、保険者が変更となった場合にカウントが引き継がれ、引き継がれずにリセットされる。 また、新設された年間上限は、当面は償還払いとなる。こういう問題があります。自己負担限度額の引き上げ等を議論するならば、 従前問題と指摘があった内容や、新設制度の運用の整備を施行までに整えるなど、財源やシステム改修の課題を乗り越え、これらの問題に の解消に向けた具体的な取り組みを早急かつ計画的に進めることを求めたいと思います。また、高額療養費制度の見直しに係る議論においては、 現行制度の枠組みを維持した上での自己負担額の在り方が主な論点となりましたが、かつての入院主体の医療から 外来中心に変化し、昨今の医療の高度化に伴い、仕事との両立がしやすい治療といった受診治療形態が変化している中では、 現行制度にとらわれず、制度全般の在り方について議論すべきではないでしょうか?さらに、高額な医療費が必要となった方や、 病気や治療の影響によって収入が減少し、生活困窮に陥った方、治療と就労の両立が困難な状況にある方などを支えるために、社会保障に求められることは 高額療養費制度だけで支えることにとどまりません。既存の各種支援策が確実に 患者ご家族に届くよう、相談窓口の連携強化やアクセスの確保に取り組む必要があります。総理は質疑で、保険者のみならず地方自治体などと連携し、 機能強化を図ると答弁されました付帯決議にも追加されました社会保障全体の中で、 高額療養費制度も含めて、どのような支援体制が必要か、総合的な視点で改めて検討していかなくてはならないと考えます。また、協会けんぽの国庫補助についての懸念も付言しておきます。 本法律案では、令和8年度から令和10年度までの3年間、強化店舗への国庫補助に対する特例限度額の特例減額の 控除額に年500億円、合計1500億円を上乗せすることとしています。 政府はその理由として、近年の協会けんぽの財政収支が順調なことや、特例減額開始前であった平成23年から 平成26年度の4年分の額を反映するものだと説明しますが、これは実質的に過去に遡及して国庫補助を減らす他ことに他なりません。 それだけではなく、現在の協会けんぽの財政収支は黒字ですが、2030年代には単年度収支が赤字となる見通しも示されています。政府においては今後、新たな国庫補助 減額が、減額や補助率の引き下げなどを行うことがないよう、付帯決議を踏まえ、中長期的な視点に立った対応を求め、私の賛成討論といたします。 ありがとうございます。
02:25:37原田大二郎 公明党 この発言をエクスポート 議員原田大二郎原田大二郎くん 公明党の原田大二郎です。私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場で討論を行います。まず、 本法律案には評価すべき内容が含まれていることを申し上げます。後期高齢者医療制度において、金融所得により、 公平に反映させる見直しは、負担能力に応じた制度設計という観点から重要です。また、妊娠出産に対する支援の強化 子育て世帯の保険料負担軽減についても、公明党が全力で取り組んできたものであり、 少子化が進む我が国において意義ある施策です。しかし、どれほど有意義な項目が含まれていたとしても、本法案には看過できない重大な問題があります。 それは、高額療養費制度の見直しを巡り、患者の命と生活に直結する負担増が十分な実態把握も 十分な影響検証も十分な当事者参加もないまま進められようとしていることです。大変残念でなりません。 高額療養費制度は、単なる医療を要する経費を調整する中で決まっていく仕組みでしょうか?そうではありません。がん難病 慢性疾患など重い病気と闘う方々が、経済的理由によって治療を諦めることがないように支える。 命綱ともいうべき医療の中核的制度であります。病気になるということは、医療費だけが増えるということではありません。治療のために 仕事を休まざるを得ない、収入が減る、通院交通費がかかる。副作用で働きざ方を、働き方を変えざるを得ない。 子供の教育費や家族の生活費と治療費の間で苦しむ。患者さんとご家族は、こうした現実の中で日々 命と暮らしを守るために必死で戦っておられます。その患者さんたちに対して、国が示すべきものは不安ではありません。 治療を続けてよいのだという安心であり、病気になっても人生を諦めなくて良いという希望であります。にも関わらず、 今回の高額療養費制度の見直しは、その希望を揺るがしかねない内容になっております。第1の問題は、制度見直しのプロセスが あまりにも不十分であったことです。政府は、専門委員会で丁寧に議論をしたと説明をしてきました。しかし、 制度の核心である具体的な自己負担額の引き上げ額が示されたのは、専門委員会の最終回の12月25日でした。 この日は台前大臣折衝を終えた翌日、すなわち今年度予算案の閣議決定の前日でした。これでは、 患者団体や当事者が十分に検討し、意見を述べ、制度設計に反映させる時間など、最初からなかったとしか言えません。 これで意見を聞いたというのは詭弁です。決定事項を示しただけではないですか。全国がん患者団体連合会副理事長の だから、桜井直美さん後任は、専門委員会での議論について、全く納得できないと述べられました。 また、政府資料についても、負担減となる一部のケースを取り出し、そういった議論に偏り、がん治療による収入の変動、子供の有無 生活実態が十分に考慮されていないと訴えられました。これは治療と生活の現場からの極めて重い軽傷です。 第2の問題は、令和8年度と令和9年度の2段階の見直しを政府がパッケージとして既定路線貸していることです。 令和9年度については、まだ予算編成も、予算審議も行われていません。本来であれば、令和8年度の見直しによって患者の受診行動 かけ治療継続にどのような影響が出るのかを精緻に検証し、その結果を踏まえて次の段階に進むのが、 かどうかを判断すべきであります。ところが、政府は2年間を一体として評価するパッケージであると繰り返して答弁しております。 これは国会軽視であり、財政民主主義に反します。影響を検証する前に結論を固定し、 患者負担の増加を将来年度分まで既成事実化するものではありませんか。政府は制度を不断に見直していくといいます。しかし、 見直し全体の本格的な評価には、令和10年7月までの数値を整理する必要があるとも説明をしております。そうであるならば、 令和9年8月の第2段階の見直しの前に十分な検証結果を反映することは困難です。検証すると言いながら、その検証が 次の負担増の判断に間に合わないのであれば、患者を守る実効性などありません。第3の問題は、年々、年間上限額の設定を セーフティーネットと説明しながら、実際には当面償還払いであり、患者の月々の支払いを 直ちに軽減する仕組みになっていないことです。患者さんにとって切実なのは、今月の治療費が払えるのか。来月も治療を続けられるのか。 生活費を削らずに済むのかという現実であります。1年以上後に払い戻される仕組みを十分な救済策であるかのように説明をすることは 患者の生活実感から、あまりにも遠いと言わざるを得ません。第4の問題は、 一部保険外療養の創設に当たり、市販薬で対応できない患者にまで特別料金の負担を強いる可能性を否定しないことです。公明党は、 政府が制度創設の前提としている医療用医薬品の給付を受ける患者と、OTC医薬品で対応している患者との公平性について 妊婦がOTC薬を服用できない場合を取り上げ、特別の負担を求めるべきではないではないと主張しました。しかし、 政府は、なぜ市販薬を使えない妊婦にベッドの料金を求めることが公平なのか。全く答えることができないまま、4度の質疑を経て、 ようやく例示した場合に限り、負担を求めない形で整理するとしました。しかし、これは法改正の前提が 条文に反映されていません。本来なら法案を出し直すべき箇所であると申し上げます。また、70歳未満の患者における いわゆる2万1000円の壁も残されたままです。複数の医療機関にかかる患者の場合、一つ一つの自己負担が2万1000円未満であれば、 合算の対象にならずが、合計すれば大きな負担であっても、高額療養費制度の救済を十分に受けられません。負担の時 実際、実態は医療機関ごとではなく、患者の家計全体で見るべきであります。さらに、保険者が変わった場合に、 多数回該当のカウントがリセットされる問題も残されています。闘病中に仕事を変えざるを得ず、加入する保険を変更せざるを得ない方もおられます。 病気と生活の二重の困難を抱える方への支援を、今こそ行うべきではないでしょうか?これらの問題を主是正するため、 公明党は、立憲民主党とともに、修正案を提出いたしました。高額療養費制度が国民の生命と生活を守る上で、 書くことのできない中核的役割を果たす制度であることを明確にし、患者団体を始めとする当事者の意見を、制度設計に 実質的に反映させ、負担増の影響を精緻に検証し、必要な見直しを行うための修正でありました。しかし、 この修正案は、委員会において否決されました。患者さんとご家族の切実な不安に応えるための修正であっただけに、 誠に残念でなりません。政府に申し上げたい。社会保障制度の持続可能性は重要です。しかし、制度の持続可能性とは 患者が治療を続けられる持続可能性でなければなりません。家族の暮らしが守られる持続可能性でなければなりません。 病気になっても希望を失わずに生きていける社会の持続可能性でなければなりません。がんや難病と闘う患者さんが求めていることはただ、 治療を続けたい、家族とともに暮らしたい、子供の将来を守りたい。仕事や社会との繋がりを保ちたい。その当たり前の願いを 政治が支えなくてどうするのですか。私は医師として多くのがん患者さんを診てきました。 つらい告知を乗り越え、治療に希望を見いだし、ご家族とともに必死で前に進もうとする患者さんの姿を見てきました。そういう方々を 守れる国こそ、心に強く豊かな国なのではないでしょうか?患者の命と 生活を守る高額療養費制度の見直し、一部保険外療養の創設の2点については、これほど重大な問題点や問題点を抱えたままの 本法案を私達は賛成することはできません。がんや難病と闘う患者さん そして、支えるご家族の実地医療への希望を失わせ、生活を破綻させるようなことがあってはならない。その一点において公明党は、本法案に反対します。それが、 生命生活生存を最大に尊重する人間主義の生徒公明党の考えです。 以上、健康保険法等の一部を改正する法律案に対する私の方た反対討論といたします。 ご清聴ありがとうございました。
02:36:56宮出千慧 参政党 この発言をエクスポート 議員宮出千慧宮出千慧区 参政党の宮出千慧です。はい。私は会派を代表して、健康保険法等改正案について、賛成の立場から討論いたします。 我が国の医療保険制度は、誰もが安心して医療を受けることができる国民皆保険を柱としております。 これはもちろん一朝一夕に完成したものではなく、戦後の混乱期から高度経済成長期を経て、こんにちに至るまで、 先人たちの不断の努力と改革の積み重ねによって築き上げられてきた、世界に誇るべき制度であります。一方で、急速な少子高齢化の進行により、 社会保障制度の支え手不足と現役世代の負担の増加医療分野の人手不足医療の高度化と相まった医療費の増大といった 構造的な課題に直面していることもまた厳然たる事実であります。今回の改正案は、こうした課題に向き合い、 必要な保険給付、必要な医療を効率的に提供することを通じて、世代内、世代間の公平性を確保し、 制度の持続可能性を高めつつ、将来世代に制度を引き継ぐためのものであると評価をいたします。 そのため、法案には賛成いたしますが、一方で、今後に向けた課題も多く存在し、党として運用を注視してまいりたいと思います。第1に、 出産に係る標準的な費用に関する給付体系の見直し、妊産婦の経済的負担の軽減とサービスを選択できる環境作りについて申し上げます。 言うまでもなく、経済的な不安なく妊娠出産できる国を誰もが望んでおります。 しかし、現行の出産育児一時金は、どこで出産しても一律50万円の現金給付となっております。また、出産は価格設定が自由な自由診療であるため、 お祝い膳や写真撮影などのサービスがパッケージとなった費用総額のみが示されることが多く、妊婦の経済的負担の軽減に 本当に繋がっているのか大きな疑問があります。そこで今回の法案により、分娩に関する標準的な費用を設定し、現物給付化を図ること 体制や役割に応じた加算を設定すること、定期的に価格改定を行うことサービス費用の見える化を進めること これらは、妊婦の経済的心理的負担の軽減、そして周産期医療提供体制を維持確保していくための重要な一歩になると考えます。ただし、 審議を通じて、今後対応していくべき課題が明らかになりました。これまで自由診療で運営してきた産科医療現場の皆様からは、 新たな給付の水準がどうなるのかわからない。経営を続けていけるのか。といった多くの不安の声を伺いました。 また、一言で出産といっても、自然分娩や無痛分娩帝王切開など、出産の形は実に多様です。 安全に出産することができる環境作りとあわせて、きめ細やかな給付の体系を作り、費用負担の軽減を進めていくことが求められます。こうしたニーズを背景に、 都市部、地方問わず、周産期の医療提供体制を維持確保していくには、十分な給付水準を確保するとともに、 早い段階で費用水準を示すことが必要ではないでしょうか?また安心して出産していただくためには、妊婦の皆様に対し、出産にかかる費用はもとより、 ハイリスク出産への対応など、安全性に関する情報の見える化も進めていく必要があります。これらの件は付帯決議においても盛り込まれており、 早期かつ着実に対応することを政府に求めたいと思います。また、東京一極集中が進む中、 地方で出産できる環境を守ることは、地方を守ることにも繋がります。地方の周産期医療、小児科医療をしっかりと守るための取り組みを引き続き政府に求めてまいります。第2に、 高額療養費の見直しに関し、参考人質疑でも、破滅的医療支出に陥っている方の割合が約10%にも達するなど 日本の医療費支出は先進国の中でも決して低くないという指摘がございました。新たに年間上限を創設するなど、 医療費に上限を設けたことは評価いたしますが、一方で、年間上限に達しなくても、負担が大幅に増える方が多くいるはずです。そもそも 重い疾病や怪我で苦しむ方の多くは、収入も減ることが指摘されており、すなわち収入減と支出増のダブルパンチによって、 国民が医療を受けられないという状況や生活苦に追い詰められることがあってはなりません。だからこそ、高額療養費の制度の充実が求められるわけですが、 この制度を持続可能なものとするためには、保険料負担が増す局面があることも事実です。一方で、 この制度の充実は、病気になった現役世代の救済に繋がることも忘れてはなりません。付帯決議においても多くの項目が盛り込まれましたが、家計に与える実質的な影響を含めた 制度見直し後の検証や、低所得者層を中心とする負担軽減に積極的に取り組むべきであります。我が党としても、 せ、適切な運用を注意深く見守ってまいります。第3に、給付と負担の見直しについて申し上げます。 いわゆるOTC類似薬については、一部保険外療養制度の創設により、一部を患者に負担いただく仕組みが導入されますが、保険給付から丸々外すものではなく、 必要な医療はこれまで通り保険給付として維持されるものであり、医療保険制度を守っていくためには必要な見直しだと考えます。 また、子供入院患者がん患者やな難病患者などからはベッドの負担をいただかないことで、過度な患者負担を求めない配慮もなされていると考えます。 ただし課題も残ります。付帯決議でも求めておりますが、新たな制度の導入により、どのような影響があるのか。 実態を把握し、検証する必要があります。また、配慮処置に関して医師が長期間の治療が必要と判断する場合も対象にするとの説明がありましたが、 数多ある成分や医薬品と疾病のうち、どこまでが配慮対象なのか、その判断を医療現場に丸投げしてしまっては、現場の混乱は必至です。 くわえて、実際に調剤する薬局でも薬剤師の説明負担が増加することは明らかであり、 政府の責任において、わかりやすい運用基準を十分な時間的余裕をもって示すべきと考えます。最後に、 本法案では、後期高齢者医療において、上場株式の配当等の金融所得を、保険料の算定や窓口負担割合の判定に反映させる仕組みが盛り込まれています。 後期高齢者医療は所得に応じて孫窓口負担が1割から3割まで設定されており、保険料負担も異なります。現行制度では、 金融所得が多い方でも、年金収入が少なければ窓口負担が1割にとどまるなど、世代内でも不公平が生じており、こうした不公平を是正する今回の措置は、 必要不可欠と考えます。後期高齢者医療には、現役世代からの支援金も多く当てられており、世代間の支えは大切です。 しかしそのためにも、負担能力のある方にきちんとご負担いただく、負担を徹底し、現役世代の負担軽減に繋げていくことが重要です。 こうした負担の徹底による現役世代の負担軽減が1日も早く実現されるよう、政府に対し速やかな大法対応を求めてまいります。 なおこの仕組みを現役世代に拡大していくことには、現役世代の負担増に繋がりかねず、慎重であるべきと考えております。 今回の法案の審議を通じて、日本の医療保険制度を守っていくためには、 日頃の予防、健康作りを進めることが欠かせないと改めて認識をいたしました。がん検診を始めとする各種取り組みについては、単に推進するだけでなく、 エビデンスに基づいた実効性ある政策を展開していくことが重要です。また、超高額な薬剤が次々と登場している昨今、費用対効果の評価を徹底し、 限られた保険財源をより有効に活用していくべきであると考えます。 委員会では、19に及ぶ付帯決議を採択いたしました。充実した質疑や参考人の皆様からの真摯なご意見を反映したものと理解しております。今後も政府に対し決議を尊重し、 既設な制度運用と更なる制度改革に努めることを強く求めてまいります。 その上で、本法律案に対し賛成することを申し述べまして、私の討論とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 これにて討論は終局いたしました。 これより採決をいたします。本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数245、賛成166反対79 よって本案は可決されました。 日程第6、外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案、内閣提出衆議院送付を議題といたします。まず、委員長の報告を求めます。
02:48:10宮本周司 財政金融委員長 この発言をエクスポート 委員長財政金融財政金融委員長 議員宮本周司宮本周司くん ただいま議題となりました法律案につきまして、財政金融委員会におきます審査の経過及び結果をご報告申し上げます。 本法律案は、我が国経済の健全な発展に寄与する対内直接投資を一層促進しつつ、国の安全等を損なう恐れがある。対内直接投資に適切に対応する観点から、 対内直接投資等に係る事前届け出の届け出事項に、国の安全等を損なうおそれに対応するための措置を追加する他、対内直接投資等の審査等において、 必要な場合に、財務大臣及び事業所管大臣から、関係行政機関の長への意見照会を義務付ける等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、対内直接投資審査制度における関係省庁間の連携の在り方 新たに規制対象となる投資を捕捉するための方策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によってご承知願います。 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して小池晃委員社会民主党を代表してラサール石井委員より、それぞれ反対する旨の意見が述べられました。 討論を終局し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案通り可決すべきものと決定をいたしました。 なお、本法律案に対し付帯決議が付されております。以上、ご報告申し上げます。 これより採決をいたします。本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数244、賛成228、反対16よって本案は可決されました。 日程だ大 7、出入国管理及び難民認定法及び出入国管理及び難民認定法第2条第5号炉の旅券を周知する外国人の 上陸申請の特例に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。 委員長法務法務委員長 議員宮本周司伊藤たかえくん
02:51:22伊藤孝江 法務委員長 この発言をエクスポート 議員伊藤孝江ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。本法律案は、 我が国における出入国管理の現状等に鑑み、厳格な出入国管理を実現し、あわせて、上陸審査の手続きの一層の円滑化を図るため、 査証を必要としないこととされている外国人で、本邦に短期間滞在して観光等の活動を行おうとするものについて、 認証を受けたことを上陸のための条件とするとともに、当該認証を受けた場合には、上陸許可の松陰に代わる措置を可能とする制度の創設等を行う他、 外国人の出入国及び在留の公正な管理に関する施策を推進するため、 在留資格の変更の許可等に係る手数料の額の上限額を引き上げる等の措置を講じようとするものであります。委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、 電子渡航認証制度のシステムの在り方在留許可手数料の引き上げの趣旨及び増収分の使途の在り方 在留許可手数料の減額または免除の対象者の範囲在留許可手数料の額を定める政令の策定の在り方等について質疑が行われましたが、 その詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局した後、公明党代表して横山理事より 在留資格の変更許可等に係る手数料を減額し、または免除する免除することができるとする法務大臣の裁量を認める規定を改め、 減額し、または免除すると規定することを内容とする修正案が提出されました。次いで討論に入りましたところ、立憲民主無所属、無所属を代表して、 打越理事より、原案及び修正案に反対日本共産党を代表して2品より原案及び修正案に反対する旨の意見がそれぞれ述べられました。 討論を終局し、順次採決の結果、修正案は否決され、 本法律案は多数をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。なお、本法律案に対し付帯決議が付されております。以上ご報告申し上げます。 これより採決をいたします本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。はい。まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数244、賛成186、反対58よって本案は可決されました。 日程第8、対応電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律 内閣提出衆院送付を議題といたします。まず、委員長の報告を求めます。
02:55:18猪口邦子 環境委員長 この発言をエクスポート 委員長環境環境委員長 議員猪口邦子猪口邦子くん ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。 本法律案は、2030年代後半以降の太陽電池の大量廃棄に備え、太陽電池の廃棄の抑制及び太陽電池廃棄物の 再資源化等の推進を図るため、事業用太陽電池廃棄者が事業用太陽電池の廃棄の 抑制及び事業用太陽電池廃棄物の再資源化等の実施に向けて取り組むべき措置に関し、判断の基準となるべき事項を策定 多量事業用太陽電池廃棄者による多量事業用太陽電池廃棄実施計画に係る。届け出 並びに当該届け出に係る勧告及び命令太陽電池廃棄物再資源化等事業の実施のための措置等を 需要とするものであります。委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、太陽光パネルの 全国的なリサイクル体制の整備に向けたボートリサイクル費用の負担の在り方太陽光発電を含む再エネに係る 施策の方向性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局し、 討論に入りましたところ、参政党を代表して上村理事より、本法律案に反対する旨の意見が述べられました。 討論を終局し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。なお、法律案に対し付帯決議が付されております。以上ご報告申し上げます。 これより採決をいたします本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。 投票の結果を報告いたします。投票総数245、賛成225反対20よって本案は可決されました。 日程第9、経済社会情勢の変化を踏まえた 企業の事業活動の持続的な発展を図るための産業競争力強化法等の一部を改正する法律案 内閣提出衆議院送付を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。 委員長経済産業経済産業委員長 議員猪口邦子浜口誠くん
02:58:56浜口誠 経済産業委員長 この発言をエクスポート 議員浜口誠ただいま議題となりました法律案につきまして、経済産業委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。本法律案は、国内投資の促進による 事業の高付加価値化と海外需要開拓や安定的な原材料の確保を通じた供給網の強靱化を一体的に推し進めるとともに、 事業活動の基盤となる産業用地の整備や担い手の確保に資する生活基盤の維持を図るため、大胆な 投資促進税制による国内成長投資の促進、産業の担い手確保に資する。生活基盤の維持のための計画認定制度の創設 産業用地の確保のための既存用地の条件改善株式会社日本貿易保険における特定引受業務の創設等の 措置を講ずるなど3法律について改正を行う。当するものであります。委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、 特定生産性向上設備等投資促進税制の在り方、エッセンシャルサービスを支援する意義向上等の 緑地面積率の管理の必要性日米政府の戦略的投資イニシアティブに基づく案件形成の在り方等について質疑が行われましたが、 その詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局し、採決の結果、 本法律案は全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。なお、法律案に対して付帯決議を行いました。以上ご報告申し上げます。 これより採決をいたします本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。これにて投票を終了いたします。 投票の結果を報告いたします。投票総数245、賛成229 反対16よって本案は可決されました。 この際日程に追加指定国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案衆議院提出を議題とすることにご異議ございませんか? ご異議ないと認めます。まず、委員長の報告を求めます。 委員長議院運営議院運営委員長 議員浜口誠青木一彦くん
03:02:15青木一彦 議院運営委員長 この発言をエクスポート 議員青木一彦ただいま議題となりました法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。本法律案は、各議院の議長、副議長及び議員が受ける。 期末手当の支給割合について、一定期間、令和6年改正前の 特別職の職員の給与に関する法律の水準とする措置を講じようとするものであります。委員会におきましては、採決の結果、本法律案は、 全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。以上、報告いたします。 これより採決をいたします。本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。 これにて同表を終了いたします。投票の結果を報告いたします。投票総数245、賛成238、反対7 よって本案は可決されました。本日はこれにて散会いたします。