+00:00三政党の島村香織です。
+00:07今日も質問の時間をいただきありがとうございます。
+00:10私たち三政党は生態系に影響を与えるような環境リスクのある行き過ぎた再生可能エネルギーの推進には反対しています。
+00:21先日私の地元である山口県の白滝山にある風力発電施設を現地視察してまいりました。
+00:29そこで、住民の皆様とお会いをしそこで強く感じたことは風力発電施設の建設は単に山の上に風車を建てるだけではないということです。
+00:41実際には森林を伐採し尾根筋に作業道路を通すなど山の地形や水の流れに影響を与え得る形で開発が行われていました。
+00:52さらに、地域住民の方々からは風力発電施設が建設された後一見すると関係がないように思える川の水量が減少しているというお話も伺いました。
+01:06もちろん川の水量の変化には降雨量や気候変動などさまざまな要因が考えられます。
+01:15しかし、山の森林が伐採され作業道路や造成地がつくられれば山が本来持っている保水力や地下水を育む機能に影響が出る可能性があります。
+01:29そのため私は産地における風力発電と川の水量や土砂流出などの環境変化は本当に無関係と言い切れるのかという疑問を持ちました。
+01:41そこで、山梨大学の名誉教授であられます。
+01:45そして防災工学博士でもある鈴木武康教授に山の機能や森林の役割についてお話を伺ってまいりました。
+01:55まずこのパネルをご覧くださいませお配りした資料をご覧くださいまず質問に入る前提として山が持つ水を受け止める機能について図を使って説明させていただきます。
+02:10山には雨水を受け止める大切な機能があります。
+02:15雨が降るとその雨水のすべてが一気に川へ流れていくわけではありません一部は蒸発し一部は土の中に染み込み一部が地表を流れて沢や川へ出ていきます。
+02:30蒸発するものが40%土の中に染み込む量としては30%から40%地表を流出していく量が15%といったような感じでございます。
+02:44森林がある山ではですね木の葉や枝が雨を受け止めてそして地面に落ちた水はですね落ち葉や腐葉土を含んだ柔らかい土に染み込んでいきます。
+02:57染み込んだ雨水は土の中でろ過をされて地下水になってまいります。
+03:03また、山には木の根が張っています。
+03:06この根が土をしっかりとつかんでいるため山は保水力を保ち土砂が流れ出ることを防いでいます。
+03:13根があるということはそこに微生物が住んでいます。
+03:18根と微生物というのは共存して生きているわけです。
+03:22大量の雨が降っても水が一気に流れ出るのではなくゆっくりと地中に染み込みゆっくりと沢や川へ流れ出していきます。
+03:33これが森林の持つ水資源寛容の機能です。
+03:38木がなくなれば雨を受け止める葉や枝が少なくなり根がなくなれば土を支える力が弱まります。
+03:47地面が削られたり重機で固められるなど開発の仕方によっては雨水が地面に染み込みにくくなりその分沢や川へ流れる水がスピードを増して増えることがあります。
+04:02つまり森林を伐採しておねすじに風力発電施設をつくるということは単に木を切るということだけではありません生態系の破壊とそして地盤の不安定というのは両方が相互関係にあります。
+04:17山そのものが持っている水を受け止める力それを弱める恐れがあるということです。
+04:25その影響は山の上だけにはとどまりません沢や川の水量濁水土砂流出魚などの生態系さらには下流の暮らしにも関わってきます。
+04:37山口県下関市方北町にあるふもとにあります。
+04:42阿波の川では毎年アユの稚魚の放流活動が行われています。
+04:47しかし、川底に土砂がたまることでアユの餌となるモルイや水性生物が育ちにくくなりアユが生息しにくい環境になっていると聞きました。
+04:58地元の住民の方は以前のようにアユが戻ってこなくなったというお話も伺っております。
+05:04山口県というのはホタルの名所がとても多く市の坂川豊田町など国の天然記念物に指定されている場所もあるほど水がきれいなところですあります。
+05:18水がきれいなだけでホタルは育たないんですね主食である良質なもるいそしてカルシウムを含んだ水そして泥がたまりすぎていないですねされき適度な水温と緩やかな流れこういった自然環境の中にあって初めてホタルが生息できるという環境が整うわけでございます。
+05:40しかしその水が沢や川に流れ込めば下流域に負担をかける恐れがあります。
+05:48そこで、伺います。
+05:50森林がこれまで受け止めていた雨水について伐採後はどのような施設や仕組みによって受け止めることを想定しているのでしょうか。
+06:01また、伐採や造成によって地表を流れ出る雨水の量についてどのような基準や方法で見積もっているのでしょうか。
+06:10さらに、排水計画について下流域に負担をかけないために事業者に対してどのような対策を義務付けているのでしょうか。
+06:20お答え申し上げます。
+06:34森林は雨水を注入することで洪水の緩和水質の浄化といった水源関与をはじめとする多面的機能を有しておりこうした機能が高度に発揮されるよう適切に森林への保全を進めることが重要と認識しております。
+06:50森林法に基づく保安林制度等の規制では風力発電事業の実施に際して事業内容や地形実質等の事業地の条件に応じて輸出係数を確認し雨水の量を見積もって排水施設を計画することとしています。
+07:09その際、下流に負担をかけないよう、解除の対象となる保安林の機能から見て必要となる排水施設や調整地などの設置により、安全に水を流化させることなどを要件としております。
+07:27相馬村君ありがとうございます。安全に水が流れるようにということでございますが、やはりそこには自然環境というものがございますので、そこも含めて考えていただきたいというふうに思っております。
+07:411つ質問を飛ばさせていただきまして保安林水源地国有林について伺います。
+07:48現在環境影響評価手続き中である陸上風力発電は300件を超えると言われています。
+07:55その多くが尾根筋の山間部で森林を大規模に破壊し大量の霧土森土を伴うもので保安林解除を必要とするものです。
+08:06風力発電建設は水源や災害防止のために重要な役割を担っている森林を大規模かつ再生不可能なまでに破壊してまで行うべきではないと考えております。
+08:19尾根筋の大規模な開発は土砂災害の危険を高め水質を悪化させ流域全体の環境に重大な悪影響をもたらします。
+08:29湾林及び国有林内での開発は原則禁止すべきと考えます。
+08:36鳥取県西部で進む大規模風力発電施設の計画をめぐり立地予定する宝木町豊富そして日野町の3町町が町民や議会の意見を踏まえ反対の表明を行っています。
+08:52現状の事業計画の許認可権を持つ国の制度では計画に同意するか否かについて住民や自治体の意見が反映される仕組みにはなっていないのではないかと思います。そこで、伺います保安林水源寒用区域すなわち私たちの使う大切な水を育てる地域おねすじ土砂災害リスクの高い場所を風力発電の開発対象にしてよいのでしょうか。
+09:23仮に何らかの公益性があるとしても水源寒用区域においてそれを上回る公益性とは何でしょうか。
+09:31こうした区域は個別審査の前に原則として開発を避ける区域にすべきではないでしょうか。
+09:39斉藤市民整備部長お答え申し上げます。
+09:53農林水産省では森林の公益的機能が特に要請される森林について水源管用保安林などに指定し山の頂上や尾根に限らず開発を厳しく制限し区域ごと集団で管理しています。
+10:08また、風力発電設備の設置にあっても同様ですが特に土砂災害リスクの高い場所などは原則解除を行わないこととしています。
+10:20やむを得ず保安林の一部を解除する場合であっても周辺の保安林全体の公益的機能の発揮に支障を来さないと認められる場合に限ってその土地以外に他に適地を求めることができないこと転用に係る土地の面積が最小限度であること転用に係る代替施設の設置等の措置が講じられていること等の要件を全て満たしたと認められる場合に改造されることになります。
+10:50島村君ありがとうございます。
+10:55林野町には風力発電に関する保安林の指定会所事務等マニュアルがあります。
+11:04本来保安林は北度保全のために指定される森林です。
+11:10尾根筋は多くの場合水源保安林に指定されており保安林の定義から考える必要があり地下水の水脈の根源に蓋をすることになり慎重に判断されるべきものです。
+11:24そこで、伺います。
+11:26なぜ風力発電のために保安林解除や作業許可の手続きを整理したマニュアルがあるのでしょうか。
+11:34これは保安林の公益的機能を守るためのものなのでしょうか。
+11:39それとも風力発電事業を進めやすくするためのものなのでしょうか。
+11:46お願いします。
+11:46斉藤部長お答え申し上げます。
+11:59保安林の指定解除事務等マニュアル風力発電編は風力発電設備等の設置に係る保安林の解除手続に時間を要することから規制改革実施計画を踏まえ作成したものです。
+12:13本マニュアルは森林の公益的機能の発揮と調和の取れた再生可能エネルギー施設整備を進めるとの考えの下手続の円滑化を図るため事業の安全性等を確認するための申請書類を事業者に確実に作成してもらうことを目的としたものであり風力発電設備等の設置のために保安林解除の要件を緩和する目的で作成したものではございません相馬村君ありがとうございます。
+12:47調和の取れたということでございましたがもうすでに自然環境というのは調和をですね、崩しておりまして、地元の方に伺ってもですね、川に大きい石がゴロゴロと流れてきていたりですね、あとは山に私も行きましたが、風力発電がある大きい風力の麓に行きますと、やっぱり大きい岩が崩れてきていてですね、道路にも流れ出しているというような状況も現実にはございました。
+13:14次に、環境アセスメントについて伺います。
+13:18環境影響評価は基本的に事業者が調査をし予測し評価する仕組みです。
+13:25しかし、事業者は事業を進める立場でもあります。
+13:28その事業者自身が調査予測評価を行う場合第三者性や中立性が十分に担保されているのかが問題です。
+13:38特におねすじや水源地のように開発による影響が大きく元に戻すことが難しい場所ではより慎重な審査が必要です。
+13:49そこで、伺います。
+13:50事業者自身が行う環境アセスについて第三者性や中立性はどのように担保されているのでしょうか。
+14:00またおねすじや水源地など影響の大きい事業については事業者任せではなくより独立性の高い審査を行う仕組みが必要ではないでしょうか。
+14:11お願いします。
+14:13白石総合環境政策統括官。