00:31:53関口昌一 参議院議長 この発言をエクスポート 議員関口昌一これより会議を開きます。 この際日程に追加指定しよう食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案について提出者の趣旨説明を求めたいと存じますが、ご異議ございませんか? ご異議ないと認めます。 農林水産大臣鈴木憲和鈴木憲和農林水産大臣
00:32:14鈴木憲和 農林水産大臣 この発言をエクスポート 議員鈴木憲和主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨をご説明申し上げます。 米については、令和6年8月、南海トラフ地震臨時情報などを受けた需要の急増による小売店での品薄などに起因して価格が上昇し、 令和7年3月には前年の約2倍にまで価格が高騰し、供給不安も発生しました。 この価格高騰の要因及び供給不安解消のために行った政府政府備蓄の売渡の対応を検証した結果、農林水産省が多様化する流通実態を的確に把握できていなかったことや、 政府備蓄は、売渡手続きに時間を要し、機動性に欠けていたという課題が明らかになりました。 これらの課題に対応し消費者への米の供給を安定的に行うため、この法律案を提出した次第であります。つぎに、この法律案の主要な内容につきましてご説明申し上げます。 第1に、多様化する流通実態の把握強化であります。まず、届け出の対象に米国の出荷または販売事業者に加え、米国を 原材料とする飲食料品の加工製造または調整事業者を追加することとしております。つぎに、地域の米国供給の相当部分を占める事業者は、 在庫数量出荷販売数量などの定期報告をしなければならないこととしております。さらに、定期報告違反に対する罰則を新設するとともに、 報告徴求違反、変更及び廃止の届け出違反に対する罰則を引き上げることとしております。第2に、備蓄制度の見直しであります。 まず、備蓄の目的を見直し、生産量の減少に加え、需要量の増加による供給不足にも備えて保有できることとしております。 つぎに、民間備蓄の創設であります米国の備蓄の機動的な運営を図るため、大規模な米国の出荷または販売事業者は、 基準保有量の米国を常時保有しなければならないこととしております。農林水産大臣は供給不足であって、民間備蓄を政府備蓄よりも迅速に 譲り渡すことができると認めるときは、基準保有量を減少し、さらに不足の状況に応じて民間備蓄事業者に対し、米国の譲り渡しに係る勧告命令等をできることとしております。 第3に、生産調整方針の大臣認定制度などを廃止する一方で、 米国の生産者は、主体的に需要に応じた生産を行うよう努める旨を規定するとともに、政府は需要に応じた生産が可能となるよう、 米国の新たな需要の開拓、輸出の促進、生産性の向上に関する施策等を講ずることとしております。以上がこの法律案の趣旨でございます。 徳永エリくん いや、もうちょっと行ってください。ただいまの趣旨説明に対し質疑の通告がございます。順次発言を許します。徳永エリ顧問
00:35:48徳永エリ 立憲民主・無所属 この発言をエクスポート 議員徳永エリ立憲民主・無所属の徳永エリです。私は会派を代表して、ただいま議題となりました主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案について 全て農林水産大臣に質問します。日本書紀には豊葦原の志穂秋乃瑞穂の国という記述があります。 足が豊かにをい茂り、長い年月が経っても永遠に秋になると、瑞々しい稲穂が実る国という意味で日本を神話的な豊穣の国と承知をしています。 我が国は、みずほの国、稲作は日本人の主食というだけではなく、生活精神社会に大きく根づき、 豊かな文化を形成してきました。しかし今、農家の平均年齢は67.7歳稲作単一経営では半数以上が70歳を超えています。 高齢化、担い手後継者不足、温暖化による被害や鳥獣被害生産資材価格の高騰による厳しい経営など、多くの苦難と直面し、 この5年間で総農家数は20%以上も減少しました。生産基盤の脆弱化が進行しており、 みずほの国が危機に直面しています。今般、令和のコメ騒動を教訓に、両津流通実態把握の強化備蓄制度の見直し これまでの需要減少を前提とした生産調整規定の廃止など主要食糧法を改正するということですが、本来であれば、令和9年度からの 水田政策の抜本見直しと食糧法の改正案はセットで審議するべきものであり、また改正案には看過できない点が多く、以下質問いたします。 令和9年度からの新たな水田政策は、水田活用の直接支払交付金を抜本的に見直し、米、小麦、大豆、 飼料用作物など、作物ごとの生産性向上等の支援への転換産地交付金の見直し、中山間地域等直接支払、多面的機能支払の見直し 新たな環境直接支払の創設など、水田政策の言わば大改革が行われようとしていますが、 そのためには、農林水産関係予算の増額が必至です。しかし、令和7年4月11日に閣議決定された食料農業農村基本計画には、 予算は現行の生活の見直しや見直しに伴う既存施策の再編により得られた財源を活用する。 と記されており、既存の施策の予算の範囲内でしか対応できないことになっています。 また農林水産省は、見直し後の作物ごとの具体的な支援水準を明らかにしていませんし、8月の概算要求でも単価は示さないということですが、なぜでしょうか? 農林水産関係予算が増額されなくては、この大改革の実効性は担保されないのではないでしょうか?大臣のお考えをお伺いします。 令和の米騒動の根本的な原因は、農林水産省が多様化する流通実態を的確に把握できていなかったことです。 改正案では、外食中食を含め、流通業者の取引実態を把握するため、届け出事業者の拡大、定期的な報告の義務化 罰則の強化を行うこととしています。民間事業者に事務負担を強いて罰則を強化してまで報告義務を課したとして、 複雑で多様化している米の流通実態をどこまで把握することができるのか疑問であり、そもそも農林水産省が自らやるべき実態把握の責任を 報告義務という形で民間に押し付け、責任を放棄するものに他なりません。しかも、対象事業者はおよそ2万事業者 毎月定期的な報告を求めるのはおよそ3000事業者全ての事業者からきちんと報告を得ることが不可欠だと考えますが、 流通実態の把握の実効性をどのように確保するのか、お伺いします。民間備蓄制度の創設について政府は、令和のコメ騒動を検証し、 政府備蓄米の売り渡し手続きに時間を要し、機動性を欠くという課題が明らかになったとして、備蓄米の機動的放出を可能にするために、 民間備蓄制度を法定化するということですが、備蓄は食料安定供給、食料安全保障を支える柱であり、 国の重要な責務であります。まずは、政府備蓄の運営上の課題を改善するべきであり、 その上で補完的に民間備蓄を活用するべきなのではないでしょうか?民間を挙げた備蓄体制を構築という言葉には、国としての役割責任を後退させようとしているかのように感じられます。 新たな備蓄体制においても、運営には国が責任を持つ。国の役割が後退することはないこと、大臣 明言していただけますか。その上で、政府備蓄は10年に一度の不作や 通常程度の不作は2年連続した事態にも、国産米を持って対処しうる水準として100万tとされていますが、令和6年11月の 財政制度等審議会の建議では、現在の適正備蓄水準が大不作の場合などに備え、平成13年に当時の年間需要量 900万t前提に設定されたものであることを踏まえると、まずは700万t程度まで減少している。現在の需要量を前提に、 設定し直す必要があるとして、適正備蓄水準を下げる必要性に言及しています。さらに、令和7年12月の県議では、 売買差損や保管経費により、毎年度400から600億円程度の財政負担が発生している。備蓄運営の在り方については、こうしたコストを 国民に明らかにした上で検討されるべきであるとしています。つまり、国の財政負担が重いから備蓄水準を下げようと言っているわけであります。 改正案では、生産量の減少による供給不足にくわえて、需要量の増加等による供給不足にも備えて、 保有できるよう備蓄の目的を見直すとしています。備蓄の目的、役割が拡大するのですから、適正備蓄水準は最低でも現行の100万tを維持し、 食料安全保障を確保するためには、更なる拡大が必要なのではないでしょうか?今回の見直しによる適正備蓄水準について 農林水産省はどのように考えているのでしょうか?政府備蓄、民間備蓄 それぞれについて適正と考える備蓄水準を、その根拠とともにご説明してください。また、民間備蓄を担う事業者は、本来国が行うべく、 べき備蓄の一端を担う重要な任務を負うことになります。そのため、保管経費やかかり増し経費が発生し、備蓄米の放出に際しては、差損が発生する場合があります。 これらに対し、民間事業者が不利益を被ることのないよう、十分な財政上の支援が必要と考えますが、 大臣のご所見をお伺いいたします。改正案では、米の需要減少を前提とした生産調整方針に関する規定を廃止するとともに、 需要に応じた生産に係る責務規定の新設生産者は需要に応じた生産に主体的に努力すること 政府は、需要に応じた生産を促進すること等を明記することとしています。この需要に応じた生産とは具体的にどういうことなのか。 すなわち需要とは、現在の需要トレンドやブームによる需要、そして国内需要だけではなく、海外需要も含まれるのか。 政府の考え方をご説明ください。また、政府がやるべきことは需要に応じた生産の促進というよりは、 むしろ、出口対策需要の創出拡大に取り組むことなのではないでしょうか?政府が先頭に立って取り組むこと その責務の重要性について、大臣のご所見をお伺いいたします。改正案は、米国の生産者は、米国の生産を行うに当たっては、 主体的に第2条第1項に規定する見通し。その他の情報を踏まえて、需要に応じた生産を行うよう努めるものとするとの規定を新設するとしています。 新設される規定は努力規定であって、昨年施行された食料供給困難事態対策法のように、 農家に罰則を科すというものではありません。しかしながら、仮に供給不足、過剰作付けが生じ、需要に応じた生産が実現されなかった場合、 この新たな努力規定を根拠として、生産者に対し、何らかのペナルティを課す。 また、行政上の不利益が課されるというようなことがないのか。なぜ努力規定を新設したのか、その理由についてもお伺いいたします。 生産者が需要に応じた生産をするためには、政府による正確な需要見通しが欠かせません。需要に応じた生産を実現させる前提として、 需要見通しは精緻で正確なものでなければなりません。農林水産省は、令和のコメ騒動の検証において、 需要見通しは、過去の需要実績ベースのマイナストレンドに基づき、1人1人当たり消費量を推計した上で、総人口を乗じることで算出してきたため、減少傾向になったと また、家計調査やインバウンドによる需要増等の実態を踏まえた。直近の消費動向を考慮してこなかったとしていますが、 これらの反省を踏まえ、今後どのようにして精緻で正確な需要見通しを策定するのか。具体的にご説明いただきたいと思います。 昨年改訂された食料農業農村基本計画では、米については、国内外の需要拡大策、体育科スマート技術の活用 品種改良等の生産性向上策を強力に推進するとあります。品種改良については、他修正 高温耐性を備えた品種の開発普及とあり、目標KPIについては、多収性や高温耐性などに資する品種の育成として、2030年35品種を掲げています。 新たな品種が育成されれば、その種子の生産供給が安定的に行われる必要がありますが、種子生産の担い手の減少と 高齢化の進展により、種子生産体制の脆弱化も懸念されております。またこれまで民間企業では、2000年に三井化学がみつひかりという。 米の多収性品種の種苗の登録販売を始めましたが、今年3月末をもって事業から撤退しました。 民間による米、麦、大豆といった主要農作物の種子の育成は、2018年4月の種子法の廃止以降、この例など ごく限られている実情にあります。このことからも、主要農作物については、農研機構や都道府県の農業試験場など 公的試験研究機関での育成を財政面も含めて国が支援する必要があるのではないでしょうか?また、種苗の生産にかかる。 技術を継承するための人材育成の必要性についてもお伺いをいたします。食料農業農村基本計画では、水田政策の見直しについて 水田活用の直接支払交付金を、作物ごとの生産性向上等への支援へと転換するとし、麦、大豆、飼料作物については、 食料自給率向上の費用効果を踏まえて、水田旗に関わらず、生産性向上に取り組む者の支援へ見直すべく、 検討するなどとしています。つまり、水田における米以外の生産についても見直しつつ、支援をするということになりますが、 なぜ、水田における2年以外の作物の生産の振興に関する施策についての現行法第2条第2項の規定を改正案では削除するのでしょうか? 水田政策の見直しに先行して行おうとしているこの改正によって、生産者が不安になり、意欲がそがれることがないように 明確にご説明ください。中東情勢の影響円安の進行により、今、過去最高となっている。 農業資材価格はさらに上昇すれば、生産コストが増加し、しかも農産物の価格転嫁が難しく、農業生産はコスト割れとなり、 赤字経営に陥ってしまい、再生産がひどくなります。収入保険などの現行の経営安定対策は、収入の減少を補うものでしかなく、 コスト上昇による採算割には、セーフティーネットとして機能しません。こうした原価の問題も踏まえ、再生産可能なセーフティーネットの在り方について 政府はどのように考えているのかお伺いいたします。農業は工業製品と違い、 必ずしも計画通りの生産はできません。災害による農業被害リスクも常につきまとっています。そんな中で、国民の食料安全保障を守るためには、 何があっても農家が安心して経営を続け、農畜産物を生産し続けることができる。欧米のような手厚い所得保障が必要です。 立憲民主党は、生産費と販売価格の差額を埋める赤字補填という従来の考え方ではなく、国民の食料安全保障を確保し、生産基盤である農地を守る。 環境保全など、農業の多面的機能の維持発揮のために尽力されている農家に対する直接支払い、 食料確保、農地維持支払制度を提案をいたしております。都市部に食料を供給しているのは地方であり、農家の皆さんです。しかし、 農家に対するリスペクトが、今の政策からは感じられません。欧米のように 政府が農家の経営を強く守り、農家が安心して誇りを持って国民の食料を作り続けることができる。所得補償制度の創設の必要性について 大臣のお考えをお伺いします。日本と南米のベル子ツールEPA G7、フランスで行っておりますけれども、交渉入りをするという報道がありました。日本の農業に大きな影響があります。 是非とも国益にする、そして日本の農業を守り繋いでいける。そんな交渉していただきたい。そのことを最後にお願いいたしまして、 私の質問とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 農林水産大臣鈴木憲和鈴木憲和農林水産大臣 徳永エリ議員のご質問にお答えいたします。新たな水田政策の支援水準と農林水産関係予算の増額についてのお尋ねがありました。 新たな水田政策については、令和9年度から開始することを基本とし、今後詳細な制度設計の検討を進めることとしており、その中で支援単価についてもあわせて検討していくものであるため、現時点でお示ししておりません。また新たな水田政策を実行するための予算については、 支援単価を初めとした詳細な制度設計の検討結果を踏まえて措置されるものですが、 現行の水活の見直しや見直しに伴う既存政策の再編により得られた財源を活用し、将来にわたり国民に食料の安定供給を果たせるよう、必要な額の確保に努めてまいります。 つぎに、流通実態の把握の実効性についてお尋ねがありました。今般の改正法案では、 加工中食外食事業者を届け出対象に追加すること在庫数量や取引数量の定期報告を義務化することにより、流通実態の把握強化を進めるとともに、 その実効性を確保するため、届け出定期報告に係る罰則を厳罰化することとしています。また、事業者の負担を軽減することも重要であることから、定期報告の対象者は一定の規模以上の方に限ることや、 報告方法も電子申請を導入することなどの対応を行うこととしておりこれらの措置により流通実態の把握の実効性を確保してまいります。 つぎに備蓄の運営における政府の責任についてのお尋ねがありました。 国民の主食である米の安定供給は国の責務であり、食料安全保障の観点から不可欠であることから、供給が不足する場合に備え、引き続き国として責任を持って備蓄運営を行ってまいります。 一方、政府備蓄については、売渡手続きに時間を要するなどの課題が明らかになったため、 本改正案では、備蓄米放出の機動性を確保する観点から、政府備蓄を補完するものとして民間備蓄を明記したところでありますがこれにより、備蓄運営における国の役割が後退することは全くありません。 つぎに、政府備蓄と民間備蓄の備蓄水準についてのお尋ねがありました。 現在備蓄米の適正水準は10年に一度の不作や通常程度の不作が2年連続で続いた場合にも対応可能な水準として、米の基本指針において100万t程度としています今後の備蓄水準は引き続き100万程度とし、100万t程度とした上で、 これを維持する中で、例えば政府備蓄で80万t、民間備蓄で20万tを確保することを想定しています。 この民間備蓄20万tについては、米の供給不足に対する不安感による市場の混乱を早期に払拭する観点から、過去の不作時や、 南海トラフ地震臨時情報が発出された場合における需要量の増加等も踏まえ、想定した水準であります。つぎに民間備蓄の財政上の支援についてお尋ねがありました。 民間備蓄に係る事業者の負担については、事業者に対し、 備蓄米の保有が円滑に行われるよう政府が必要な財政上の措置等を講ずる旨を改正法案に規定しています。措置の具体的な内容については、今年度実施する民間備蓄に係る実証事業等を踏まえた上で検討してまいります。 つぎに、需要に応じた生産についてお尋ねがありました。 需要に応じた生産とは、主食用米雇用、輸出用といった多様な用途の米について、国内外の需要を創出した上で、その需要を満たすよう生産することを意味しており、この場合の需要には、現在の需要はもちろん、 海外需要も含め、新たに創出された需要も含みます。つぎに、米の需要創出や拡大についてのお尋ねがありました。 米の需要創出や拡大については、その重要性を踏まえ、昨年閣議決定した食料農業農村基本計画において、 米粉などの需要家開拓や輸出の拡大等を図ることを位置づけているところです。さらに、今般の改正法案では、新たに政府の責務として、米の需要開拓、輸出促進 生産性の向上の政策などを講ずる旨を明記したところであり、私も先頭に立ってその責務を果たしてまいります。 つぎに、生産者による需要に応じた生産の規定を設けた理由についてのお尋ねがありました。米政策については平成30年に国が生産数量目標の配分を行わない政策に移行して以来、 生産者が主食用米の需給動向等を踏まえ、自らの経営判断で需要に応じた生産を行うことが実態として根付いています。 今般の改正案では、こうした実態を踏まえ、 国による生産調整を廃止し、生産者が主体的に需要に応じた生産に取り組むことを明確に表すため、本規定を新設したところです。また合わせて、需要に応じた生産が円滑に進むよう、新たに政府の責務として、 需要開拓輸出促進生産性向上等の政策を講ずる旨を明記したところであり、生産者に対し、需要に応じた生産の責任を押しつけ、それが実現できなかった場合にペナルティを科す。 という考えは全くございません。つぎに、精緻で正確な需要見通しの策定についてのお尋ねがありました。 需要見通しについては昨年9月、これまでの需要のマイナストレンドを前提としていた算定方法を見直し、直近の消費実績やインバウンド需要等をもとに、 算定する方法へ改めたところです。また今般の改正法案では、加工中食外食の事業者を届け出事業者に追加し、 流通業者の需要実態を幅広く把握することなどの措置を盛り込んでいるところであり、これらの措置により得られた情報は逐次、 需要見通しに反映し、精緻な需給見通しの策定に努めてまいります。 つぎに、公的試験研究機関での品種育成と種苗の生産者の人材育成についてのお尋ねがありました。気候変動が進行する中、高温や病害虫に強いなどの特性を持つ重要品種の開発が急務であるため、 令和7年度から始まった農業構造転換集中対策の中で県気候や都道府県が行う重要品種の開発を支援しているところです。 また、重要品種の開発を促進するため現在国会でご審議をいただいている気候変動等対応品種法案の中で、 県機構の研究設備の共用等の措置特例措置を盛り込んでいるところです。くわえて種苗生産に係る人材育成のためには異なる品種の混入防止や作業の省力化、効率化が重要です。 ドローンやAIを活用し、ほ場での異なる品種の検出を速やかに行う技術開発の他、 収穫乾燥調製作業を省力化する機械の導入種苗の栽培技術に係る講習会などを支援しているところであり、気候変動に適応した重要品種の導入を、品種開発種苗生産の両面から 詰めてまいります。つぎに、稲以外の作物の生産の振興に関する規定を削除した理由についてのお尋ねがありました。 ご指摘の第2条第2項は、生産調整の推進に関する政策を規定しているものですが、今般の改正法案で、生産者による需要に応じた生産を進める観点から、 生産調整方針を廃止することに合わせて本規定を削除したところです。一方、食料安全保障を確保するには、 輸入依存度の高い麦や大豆などについて全ての電波をフル活用し生産性を向上させることが重要です。このため、昨年4月に策定した食料農業農村基本計画の中で、 麦や大豆などの増産目標を設定するとともに、 今般の改正法案においても新たに第5条第4項を設け、需要に応じた生産に関する国の責務として、米の需要開拓や輸出促進生産性向上と並んで、 麦、大豆の生産振興も念頭に、関連政策を位置づけたところであり引き続き麦大豆などのなど水田のフル活用を図ってまいります。つぎに、再生産可能なセーフティネットの在り方についてのお尋ねがありました。 生産者が安心して営農活動を行うためには、生産者の再生産再投資が可能な価格に落ち着いていくことが重要であると考えております。本年4月の食料システム法の施行を受けて公表された。 米のコスト指標は、生産から販売に至る各段階のコストを明確にし、コスト割れでの供給を抑止しようとするものです。 これを参考に生産から流通、販売に至る各段階の取り組みが適正に行われるよう取り組んでまいります。その上で、 農業収入が減少した場合に備え、従来から収入保険などのセーフティーネット対策を措置しており、引き続きこうした政策を着実に新推進してまいります。つぎに、所得補償制度の創設についてのお尋ねがありました。 所得補償制度の創設については、税金が原資であることも踏まえると国民の皆様のご理解を得る必要があるとともに、 どのような理念で支援を行うのか、どういった農業者を対象とするのか。支援の水準をどのように設定するのかなど慎重な検討を要するものと考えております。
01:01:27かごしま彰宏 国民民主党・新緑風会 この発言をエクスポート 議員かごしま彰宏鹿児島晃弘くん 国民民主党新緑風会の鹿児島晃弘です。 よし、ただいま議題となりました主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案について会派を代表して質問いたします。 日本の主食である米については、需要は減るものだという前提のもと、国の責任で供給を絞ることで、需給のバランスを取り、 米価を安定させようとしてきました。しかし、需給バランスや価格を議論するとき、本当に守るべきなのは、米の生産基盤であり、国民への安定供給です。 そんな中、想定外に需要が増加し、供給が不足した。その結果起きたのが、米不足です。 米不足は多くの国民に混乱を与え、今後も足りなくなるかもしれないという不安を抱かせました。食糧法改正に当たっては、今後はいかに米の需要に応えていくのか。 いかに米不足に対する不安を払拭するのかを明確に打ち出していく必要があります。だからこそ、今回の食糧法改正は、 国は、主食にどこまで責任を負うのかという根本的な問いに答えるものであるべきです。 そのような基本認識のもと、全問、農林水産大臣に質問いたします。まず、食糧法は、主食の需給及び価格の安定を図るための法律です。改めて 主食とは一体何でしょうか?私は主食とは、主に消費されていることのみならず、どのような関係を国際情勢であっても、 国民の食卓に安定的に届けなければならないものだと考えています。政府は、主食とは国家にとってどのようなものであり、主食を守るに当たり、 政府はどのような役割を果たすべきであると認識しているのでしょうか?また、食糧法を改正することによって、 主食の生産基盤や安定供給はどのように確保されると考えているのか伺います。つぎに、輸入米について伺います。 米価が高騰した際に起きたのは輸入米の増加です。1kg当たり341円の枠外関税を払っても国産米よりも安いという状況は輸入米は入ってこないという。 これまでの米政策の前提を覆しました。食料システム法も施行されましたが、生産コストを米価に転嫁する上でも、 輸入米価格が一つの指標となります。また、今後、米の供給が不足する時代における変動要因として、輸入米の動向を考える必要が生じます。 米価が上がれば、輸入米が入ってくるという前提の変化に対し、政府はどう分析し、本改正案においてどう対処していますか。 備蓄制度の機動的運用で、輸入米の増加に対処できると考えているのかどうかを含め、見解を伺います。 つぎに、食糧法の目的について伺います。食糧法第1条には、主要食糧の需給及び価格の安定を図り、 持って国民生活と国民経済の安定に資することを目的とすると規定されています。しかし米不足では、多くの国民が 店頭から米が消え、価格が高騰するという事態に直面しました。国民が当たり前に手に取れると思っていた主食が、 脆弱なバランスの上に成り立っていたということを突きつけられたのであります。だからこそ、今回の食糧法改正案は、需給バランスや価格という指標の先にある。 国民への主食の安定供給と国内の生産基盤を守ること、そして、また、米が足りなくなるかもしれないという不安を払拭することに 応えるものであるべきです。政府は、この法律によってどのようにそれを実現しているのでしょうか、見解を伺います。 つぎに、食料安全保障について伺います。近年気候変動の影響による不作、国際情勢の緊迫化など 食料安全保障を巡る様々なリスクが顕在化しています。こうした中で、今回の食糧法改正案は、 食料安全保障をどのように捉え、その確保にどのように資するものとなっているのでしょうか?単なる需給調整の枠組みを超え、食料安全保障という観点からの政府の認識を伺います。 つぎに、流通段階における実態把握強化について伺います。 今回の法改正では、流通実態把握の報告対象となる事業者の規模が拡大されます。米騒動を振り返れば、その必要性は理解します。一方で、こうした措置は事業者に 新たな人的負担やコスト負担を求めるものです。特に米の流通は、多様な事業者によって支えられており、 現場では人手不足も深刻化しています。政府はこうした負担をどのように認識しているのでしょうか?また、制度の運用に当たり、 事業者負担を最小限とするためにどのような配慮を行うのか、お答えください。さらに、民間備蓄について伺います。 今回の法改正では、一定規模以上の事業者に対し、一定水準以上の民間備蓄を義務付ける措置が盛り込まれました。しかし、 備蓄を行うということは、品質保持や在庫管理、そもそもの倉庫建設など、様々なコストを事業者に負わせることになります。 しかもその目的は、個別企業の利益のためではなく、国全体の食料安全保障のためであります。 そうであるならば、そのかかり増しコストを事業者に負わせるべきではありません。政府として、民間備蓄に伴う追加的な負担についてどのように考えているのか、特に 事業者負担を求めるべきではないという観点から認識を伺います。つぎに、需要に応じた生産と需要拡大について伺います。 生産調整を前提とした過去の米生産においても、言わば減る需要に応じた生産を行うことにより、米価を維持する政策がとられてきました。 今回、需要が減るという前提を見直し、需要の増減に関わらず需給バランスをとると いうことを、需要に応じた生産の考え方としていると理解しています。一方、改正案第5条第4項には、政府は、需要に応じた生産が可能となるよう、 需要開拓や輸出促進等の措置をとると書いてあります。つまり、食糧法改正案においては、 需要の増減には関係ないはずの需要に応じた生産を推進するために、需要拡大をするという矛盾をはらむ規定となっています。需要拡大には賛成です。一方で、 条文上このような矛盾が生じるのはなぜでしょうか?それは、条文上、需要に応じた生産の定義がなく、そもそも 需要に応じた生産が向かう方向性が曖昧なまま残されているからです。需要に応じた生産とは結局何なのでしょうか? 需要拡大策をとるとは言いますが、需要拡大ができなかった際に、需要に応じた生産に与える影響はどのようなものでしょうか?また、 需要拡大に対して、政府はどの程度の責任を持つのでしょうか、見解を伺います。 あわせて、需要に応じた生産における政府の責任について伺います。改正案第5条では、需給見通し等を参考として、 生産者が主体的に需要に応じた生産を行うことが規定されています。くわえて、JA等の団体や地方公共団体にも必要な助言や情報提供などが求められています。 他方、政府の措置については、需給バランスをとる中での役割は、見通しの公表にとどまります。しかし果たして見通しを示すことだけが 政府の役割なのでしょうか?見通しを示せば、個々の生産者が自分の判断で適切に需要に応じた生産ができると考えているのでしょうか? それとも、政府が生産基盤の維持や需要変動への対応も含めて責任を負うのか。 政府は、この需要に応じた生産の中で自らの役割をどのように位置づけているのか、見解を伺います。最後に、需給見通しについて伺います。 需給見通しは、需要に応じた生産を支える重要な参考指標として位置づけられています。しかし、 米不足の要因の一つは、需給見通しが実態と乖離したことです。見通しである以上、完全に当て続けることは不可能です。 だからこそ問題は、見通しを外したときにどう対応するかです。今後、需給見通しと実態に大きな乖離が生じた場合、 政府はそれをどう検証し、どのような措置を講じるのか、見解を伺います。主食を守ることとは、需給の安定や 米価の維持を図ることだけではありません。将来にわたって生産できる農地を守り、人を守り、地域を守り、 そして国民が不安なく米を手に取ることのできる、その環境を守ることであります。私は昨年の混乱によって、改めてその原点を突きつけられたのだと思います。 今回の法改正が、そうした国民の食をつかさどる国家としての責任を果たすための第一歩となるのか。そのことを確認するため 政府の率直な答弁を求め、私の質問といたします。ご清聴ありがとうございました。 農林水産大臣鈴木憲和鈴木憲和農林水産大臣 鹿児島晃弘議員のご質問にお答えいたします主食の役割の認識とその生産基盤安定供給の確保についてお尋ねがありました。 主食とは、国民の日々の生活に欠かせない貴重な食べ物です。特に我が国の主食である米については、食料安全保障の観点の食料安全保障の確保の観点から、 需給の安定を図ることが重要と考えています。そのためには、国が責任をもって生産者の需要に応じた生産を推進していくことが必要です。 そのため、本改正案では、引き続き需給見通しの作成など政府が講ずる措置を基本方針に規定するとともに、新たに第5条第4項を設け、 政府の責務として、米の生産の持続的発展を図るため、需要開拓、輸出促進生産性向上などを講ずる旨を明記したところであり、 政府として責任を持って米の生産基盤を維持し、安定供給を実現してまいります。つぎに輸入米の動向についてのお尋ねがありました。 民間貿易による米の輸入拡大については、生産量が需要量に対し不足したことにより、 国産米の価格が上昇し、輸入米の方が安くなったためと考えており、今後民間輸入が定着し、国内市場が奪われかねないことを懸念しています。 今般の改正法案では、政府の責務として、新たに生産性の向上や需要開拓を位置づけており、農地の大区画化や多多収品種の導入などによる生産コストの低減を推進する他、 業務用米粉用など多様な用途の米について、政府が前面に立って国内外の需要を創造してまいります。またあわせて、民間備蓄制度の創設を盛り込んでおり、 米の供給不足時には、機動的に備蓄米を放出することで、国産米の需給の安定と、これを通じた価格の安定を図ってまいります。つぎに、 米の安定供給の確保と供給に係る国民の不安の払拭についてのお尋ねがありました。 本改正案では、生産者による需要に応じた生産を進めるとともに、多様化する流通実態を的確に把握するため外食中食加工業者を届け出対象に追加する。 民間事業者に対し、在庫数量や取引数量などの定期報告を義務付けるなどの措置を講ずることとしております。 また、米の供給不足が生じた場合に、備蓄米の機動的放出を可能にするため、民間備蓄制度を創設することとしており、これらの取り組みにより、米の安定供給を図り国民の不安払拭に努めてまいります。 つぎに、食料安全保障の確保と食糧法改正の関係についてのお尋ねがありました。 食料安全保障を確保するためには、我が国の主食である米に関して、国内外の需要を創出した上で、その需要に応じた生産を進めていくこと 多様化する流通実態を平時から的確に把握し、供給不足が生じた場合には迅速に消費者まで米を供給できる体制を構築することが必要であると考えております。このため、今般の改正法案において、 需要減少を前提とした生産調整に係る規定を廃止し、需要に応じた生産が可能となるよう、米の需要開拓 輸出促進などの施策を講ずることを政府の責務として位置づける他、多様化する流通実態を的確に把握するため、届け出対象の追加、定期報告の義務づけなどの措置を講ずるとともに、 備蓄米の機動的放出を可能とするため、民間備蓄制度を創設することとしております。これらの取り組みを着実に実施することで、食料安全保障の確保を図ってまいります。 つぎに、流通実態の把握に関する事業者の負担軽減についてのお尋ねがありました。 新たな届け出定期報告の実施に当たり、事業者の皆様の負担を極力軽減する観点から、定期報告の対象者は一定の規模以上の方に限ることや、 報告方法も電子申請を導入することなどの対応を行うこととしており、引き続き現場のご意見も伺いながら検討を進めてまいります。つぎに民間備蓄に伴う追加的な負担についてのお尋ねがありました。 民間備蓄に係る事業者の負担については、備蓄米の保有が円滑に行われるよう、政府が必要な財政上の措置等を講ずることを改正法案に規定しています。 民間備蓄の具体的な運用支援内容については、今年度実施する民間備蓄に係る実証事業等を踏まえた上で検討してまいります。 つぎに、需要に応じた生産についてお尋ねがありました。 需要に応じた生産とは、主食用米雇用輸出用といった多様な用途の米について、国内外の需要を創出した上で、その需要を満たすよう生産することを意味しています。昨年4月に閣議決定した食料農業農村基本計画では、 2030年の米の生産目標を2023年の791万tから818万tに増加させることとしています。今般の改正法案では、 第5条第4項において、政府が需要開拓や輸出促進などの施策を講ずることを位置づけており多様な価格帯の米の供給の支援 現地系のスーパーやレストランなどの新たな販路の開拓 米粉、米加工品などのプロモーション強化などを通じ、政府自らが前面に立って、米の需要開拓に積極的に取り組んでまいります。つぎに、需要に応じた生産における政府の役割についてお尋ねがありました。 今般の改正法案においても引き続きご指摘の需給見通しの作成など政府が講ずる措置を規定しています。 また新たに第5条第4項では、政府は米の需要開拓輸出促進生産性の向上に関する政策その他関連政策を講ずることにより米生産の持続的な発展を図るものとすると明記したところであり、 政府が責任を持って需要に応じた生産に取り組んでまいります。さらに米生産の持続的な発展を図るため、需要開拓や輸出促進に加え、 農地の大区画化や新品種開発、スマート農業の導入等による生産性の向上収入保険などの経営安定対策などの政策をあわせて講じてまいります。 つぎに需給見通しについてのお尋ねがありました昨年9月、需給見通しについては、直近の動向等を踏まえた精緻なものとするため、 需要見通しを幅を持って設定した上で、生産見通しは、需要量の幅の上位の値で設定するよう見直ししたところであります。 また今般の改正法案では加工中食外食事業者を届け出対象に追加すること 民間事業者に対し、在庫数量や取引数量を定期的に報告いただき、流通業者の需要実態を幅広く把握することなどの措置により得られた情報を 需給見通しに反映するよう逐次見直しを行い、大きな乖離が生じないようにしてまいります。
01:19:33高橋光男 公明党 この発言をエクスポート 議員高橋光男高橋光男くん どうぞ 公明党の高橋光男です。私は、会派を代表して、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案について質問いたします。 政治の使命は、国民の命と暮らしを守り抜くことです。命と暮らしに欠かせない食料を日々支えてくださっているのが、全国の農林水産業に従事される皆様です。 冒頭、現場で汗を流すお1人お1人に心から敬意と感謝を申し上げます。しかし、その現場は限界に近づいています。 基幹的農業従事者は、2000年の約240万人から2025年には約100万人にまで減少平均年齢はほぼ70歳 荒廃農地も全国で約25万ヘクタールにも及びます。現場では儲からない子に継がせられないとの声を多く伺います。 とりわけ米は長くて価格が続き、消費者には安くて当たり前という感覚が定着し、その間、 生産者の負担に目が注がれることは稀でした。この状況を一変させたのが令和のコメ騒動です。政府自身も、需給の需要の見通しと、 実績に大きなずれが生じ、高温等で精米歩留まりが悪化したことを認めています。令和5年産では44万t 令和6年332万t、需要に対して供給が不足しました。米不足は日々の食卓や給食 介護施設や子供食堂、中食、外食など、国民全員に影響を与える問題ゆえに、2度と繰り返してはなりません。公明党はその反省から 食糧法改正を、食料安全保障への支援の改革の契機とする決意に立ち、質問いたします。第1に、国の危機認識 危機認識を伺います。食料は国防やエネルギーと同じく国の安全保障です。 中東情勢を背景に、ナフサ由来の農業用資材や包材肥料燃油の先行きに不安があります。中道、立憲、公明3党は 先月、ナフサ由来農業用資材の安定供給などを政府に申し入れさきの補正予算にも、肥料や飼料資材の価格高騰対策等を修正提案しました。 政府はなぜそうした支援を補正予算に盛り込まなかったのか。なぜ他の安全保障にして、極めて低水準の予算のままなのでしょうか? 当初予算も含め、食料安全保障に抜本的な予算を確保手当する意思はあるのか。 農林水産大臣鈴木鈴木農林水産大臣並びに片山財務大臣の見解を伺います。以下、食糧法改正に関して全て農水大臣に伺います。まず、法改正の意義についてお尋ねします。 政府案は、米の確保、中食外食事業者も届け出対象に追加し、在庫量や販売量などの定期報告を求め、備蓄の目的を 量増による不足にも広げ、民間備蓄制度を創設するものです。ただ、現場からは米がどこに どれだけあるかを正確に把握できなければ役に立たないとの声備蓄米も不足時だけでなく、過剰時にも機能させるべきとの声をいただいています。 今回の改正で国民の食卓と現場の不安をどう解消していくのか、認識を伺います。備蓄米については、昨年、我々公明党の提案に従い、 国民生活を守るために提供されその判断は必要でした。政府備蓄は通常100万t程度を前提に 毎年20万t程度を買い入れ、買い入れる仕組みです。ところが、放出により水準は大きく低下し、今は32万tうち15万tは、令和2年産米です。 食用として問題ないのでしょうか?令和8年産の買い入れは21万tの予定でしょ。ですが、それだけで足りるのでしょうか? 価格急落と有事の双方に備えるため、民間備蓄も活用し、国の責任で早期に100万t水準へ戻すべきと考えますが、見解を伺います。 需給の安定に必要な情報基盤についてお聞きします。価格安定の前提は需給安定です。 需要量に加え、供給量すなわち生産量の実態の把握が不可欠です。 農水省は水稲収穫量調査の精度向上に向け、人工衛星データやAIを活用した実証に取り組んでいるものと承知します。今回の改正で、報告義務だけを増やせば、現場の負担になります。衛星AIなどの官民の技術を駆使し、 農家に過度な負担をかけず、作付面積や収量を正確につかむ仕組みを早急に実装すべきではないでしょうか?答弁を求めます。 コスト指標や資格形成に関してお尋ねします。市場原理だけでは農作物の需給均衡は図れません。 農家は肥料や燃油が上がってもすぐには農家価格に転嫁できません。だからこそ、再生産可能な価格の物差しが必要です。 米国飛行は4月、米のコスト指標を公表しました。食料農業農村基本法が定める合理的な価格形成を進めるためには、 フード地面が現場に入り込み、集荷、卸小売り、 外食まで食料システム全体で適正な取引に繋げ、消費者理解も進むようにすべきではないでしょうか?答弁を求めます。小規模の小規模農家と中山間地域支援について伺います。 持続可能な農業には、条件不利地の経営実態を直視しなければなりません。地元市川町の棚田農家から次のようなお話を伺いました。 この10年間で、資材や機械代など経費約800万円に対し、米販売収入は約360万円。実に400万円超の赤字一体何をやってきたんだと ご自身への吐露の言葉でしたが、私は政治への憤りの声として重く受け止めました。 実際、小さな面積ほど米の生産費は高く、5ヘクタール未満では収益確保が難しいのが現実です。集約やスマート農業も平場のようには進みません。 それでも農地は水を溜め、土砂災害を防ぎ、地域の暮らしを支えています。棚田や離島などの国土保全の観点からも、 中山間地域等直接支払や多面的機能支払は、現行水準を超える拡充を求めたいと思いますが、いかがでしょうか? 制度からこぼれる方々への支援も忘れてはなりません。中山間直払いは対象になりえても、事務負担などで未申請の地域が多くあります。 収入保険は、青色申告が前提です。ならし対策も認定農業者などが中心で、対象外の農家が多いのが実態です。 主食用米にはコスト急騰や価格下急落への補填措置がほとんど存在しません。一定の在庫水準や価格下落 コスト上昇を条件に発動する新たな経営安定制度をぞう導入すべきと考えますが、見解を求めます。 食糧法改正と切り離せない課題として、来年度からの新たな水田政策について伺います。水田活用直接支払交付金につき 政府は免責払い中心から、作物ごとの生産性向上、収量に応じた支援へ転換する方針を示していますが、単価や修了要件などは未定です。 これでは、現場は来年産の作付や契約を判断できません。条件不利地や中山間地域が取り残されない設計とし、 少なくとも現行水準以上の予算を確保して、新制度の具体を早く示すべきです。また、地域計画も作って終わりにせず、 推進組織やコーディネーターの配置、農地中間管理機構の手続きの簡素化、迅速化、迅速化により、受け手が未定の農地でも、担い手や新規就農者へと 繋げる体制を強化すべきと考えますが、あわせて答弁を求めます。ここで、担い手確保に関して防衛大臣に伺います。 体力と規律を有し、車両や機械操作の経験を持つ退職自衛官は、地方農業の新たな担い手として有望です。 地元にも梨農家などに転身し、活躍している方がいます大変ありがたいことです。職業選択の自由を前提としつつも、 防衛省として、農水省や自治体、JA等と連携し、退職自衛官の就農支援を進めるべきではないでしょうか?ご所見を伺います。農地を守る最後の要は人です。 大規模化、スマート農業、若手農家の挑戦は進み始めています。一方、家族経営、兼業農家 集落営農の農業ボランティア、外国人材も地域を支える担い手です。若者が希望を持ち、地域が支え合い、 皆が力を合わせて働ける仕組みをどう作るのか、食料安全保障の根幹である担い手の育成確保、協働体制をどう強化するのか、最後に農水大臣の決意を伺います。 公明党はどこまでも現場第1で額に汗かく皆様のお声を国に届け 食料の安定供給と食料安全保障の確立へ全力で邁進することをお誓い申し上げ、私の質問を終わります。 ご清聴ありがとうございました 農林水産大臣鈴木憲和鈴木憲和農林水産大臣 高橋光男議員のご質問にお答えいたします。 今回の補正予算や農林水産関係予算についてのお尋ねがありました今回の補正予算は中東情勢を踏まえ、国民の暮らしや経済活動に支障が生じないよう適切に判断し、必要に応じてタイムリーに対応するため、 重点支援地方交付金や予備費を措置し、リスクの最小化の観点から万全の備えをとったものです。農業生産資材等の価格高騰に対しては、 令和8年度当初予算や令和7年度補正予算などを活用し、 燃油や飼料の価格高騰による影響を緩和するため、補填金を交付する制度を講じている他、農林漁業セーフティネット資金などに対する金利負担軽減の措置も講じているところです。 また農林水産関係予算については、近年厳しい財政事情の中にあっても、必要な予算の確保を図っており、令和8年度当初予算は前年度比250億円増となっています。 さらに、令和7年度から5年間の農業構造転換集中対策期間においては対策費用1.3兆円を別枠予算として措置することとしており、 引き続き必要な予算を確保し食料安全保障の強化を図ってまいります。 つぎに、本本本法改正で米の安定供給に係る国民の不安をどう解消していくのかについてのお尋ねがありました。本改正案では多様化する流通実態を的確に把握するため、 外食中食加工業者を届け出対象に追加をする。 民間事業者に対し、在庫数量や取引数量などの定期報告を義務付ける等の措置を講ずることとしております。また備蓄米の機動的放出を可能にするため、民間備蓄制度を創設することとしており、 これらの取り組みにより、国民の皆様に対し、米の安定供給を図ってまいります。なお、政府備蓄は食料安全保障の観点から不可欠であることから、供給が不足する場合に備え、 量が足りていれば、売り渡す量が足りていなければ当たり量が足りていなければ売り渡す。 量が足りていれば売り渡さないとの考えで運営することとしており米価の維持を目的とした運営は行わない考えです。つぎに政府備蓄米の備蓄水準の回復についてのお尋ねがありました。 政府備蓄米の在庫量は現在32万tですが、保管中の品質劣化を防止するため、倉庫内の温度湿度を一定水準に保ち、令和2年産米もふ 米を含め主食用としての品質を維持しているところです。 本年4月から6月にかけて、令和8年産の政府備蓄米の買い入れを行ったところですが、政府備蓄米の買い戻しについては今後の需給状況や販売動向等を見定めた上で適切に判断してまいります。 つぎに、人工衛星やAIなどを活用し、米の収穫量などを正確に把握する仕組みについてのお尋ねがありました。 米の需給の安定を図るためには、デジタル技術を活用して効率的に生産量に関する統計調査の精度を向上させることが重要です。 このため、昨年11月に開かれた米の安定供給等実現関係閣僚会議において将来は人工衛星データや AIを活用した生産量の算定に移行することを目指すこととされ、本年度から実証研究を開始したところです。 収穫量などを効率的かつ正確に把握する統計手法の確立に早急に取り組んでまいります。 つぎに、フード人面フードG面が現場に入り食料システム全体で適正な取引に繋げるべきとのお尋ねがありました。米について生産者による再生産が可能で、消費者にも理解される合理的な価格形成を図るためには、 本年4月に施行された食料システム法に基づき、米国機構から公表されたコスト指標も参考に、生産から流通販売に至る各段階の取引が適正に行われることが重要です。 このため、農林水産省では、フードG面の体制を整備し、本省地方農政局の情報窓口に寄せられた情報や、 食品事業者への取引実態調査で得られた情報をもとに、フード地面が食品事業者の事業所に出向き、 誠実に協議に応じているかなどの調査を実施しています調査の結果、協議に応じないなどの事案が確認された場合には、農林水産大臣が食品事業者に対し、 指導助言勧告公表などのそ措置を講ずることで、適正な取引の確保に努めてまいります。 つぎに、中山間地域等直接支払と多面的機能支払についてお尋ねがありました。 中山間地域等直接支払及び多面的機能支払については、昨年4月の食料農業農村基本計画の中で、令和9年度以降の水田政策の見直しの一環として、中山間地域等直接支払いについて、条件不利の実態に配慮し支援を拡大する。 多面的機能支払いについて活動組織の体制を強化すると明記されたところです。これを踏まえ、 中山間地域等直接支払いについては、地方公共団体が、傾斜によらない不利性を有する農地について、 協定農地の営農や共同活動の継続のために必要と認める場合、対象農地へ位置付ける。多面的機能支払いは地域外の人材の確保や先進技術の活用により、 作業の省力化を図る取り組みを支援するといった検討を進めることとしており、今後関係者のご意見等を踏まえ、詳細を検討してまいります。 つぎにコスト上昇などを条件に発動する新たな経営安定と制度の導入についてのお尋ねがありました。 生産者が安心して営農活動を行うためには、生産者の再生産再投資が可能な価格水準に落ち着いていくことが重要であると考えております。本年4月の食料システム法の施行を受けて、 公表された米のコスト指標は、生産から販売に至る各段階のコストを明確にし、コスト割れでの供給を抑止しようとするものです。これを参考に、 生産から流通販売に至る各段階の取引が適正に行われるよう取り組んでまいります。 その上で、農業収入が減少した場合に備え、従来から収入保険などのセーフティーネット対策を措置しており、引き続きこうした施策を着実に推進してまいります。なお、新たな経営安定制度の導入にあたっては、 生産性向上に向けた取り組みに与える影響や、どういった生産者を対象とするのか。 支援水準をどのように設定するのかなど慎重な検討を要するものと考えています。つぎに、新たな水田政策について、早期の制度設計と十分な予算確保についてお尋ねがありました。 令和9年度からの新たな水田政策においては、加工用米、米粉用米など、主食用以外の米や麦大豆などについて、生産性向上の取り組みに対し、 終了に応じた面積払いで支援することを検討しています。終了の算定にあたっては、 中山間地域などの条件不利地域の実態も考慮し全国一律の基準ではなく、地域別の基準の設定を検討しています。 具体的な支援の単価や要件については今後早急に検討を進めてまいりますが、 現行の水活の見直しや見直しに伴う既存政策の再編により得られた財源を活用し、新たな水田政策に必要な予算額については、しっかり確保するべく努力してまいります。 つぎに、地域計画における受けて不在の農地についてのお尋ねがありました。地域計画は、一度策定して終わりにするのではなく、受け手不在農地の解消などのためにも、関係機関が連携し継続的な見直しを行い、 その完成度を高めていくことが重要ですこのため、市町村農業委員会に加え、JAや土地改良区などの共同協力団体も含めた 現場活動の推進体制の強化や、地域の話し合いのコーディネーターなどの派遣などを支援しているところです。 また農地バンクについては地域外からの担い手の誘致など、受け手を見つける努力を続ける市町村などと連携して積極的に中間管理を行うことを促してまいります。 あわせて、農地の貸借に係る関係書類の削減など、農地バンクの手続きの簡素化迅速化を図っているところであり、 これらの取り組みにより、受け手不在農地も含め、より多くの農地を担い手や新規就農者に繋げてまいります。 つぎに担い手の育成確保と地域の協働体制についてのお尋ねがありました。農業者の減少が進む中で、食料安全保障の確立を図るためには、農業で生計を立てる担い手の育成確保を図るとともに、 地域農業が維持発展できるようにすることが重要ですそのためには、農業を他産業よりも魅力がある稼げる産業にすることが必要です。 農地の集約化や大区画化などの生産性向上や農作物のブランド化などによる付加価値向上 輸出による販路拡大など、農業経営の収益力を高めるための取り組みを進めていくとともに、地域が共同で行う水路農道などの管理活動などを支援し、 協働体制の強化を図ってまいります。 財務大臣片山さつき片山さつき財務大臣 高橋議員から、補正予算や食料安全保障に関する予算についてお尋ねがありました。今般の補正予算は、中東情勢が不透明である中で、 必要に応じてタイムリーに対応できるようにするため、リスクの最小化の観点から、中東情勢等対応予備費の創設などを行ったものであり、 本予備費の目的に沿うものであれば活用も可能となっております。その上で、政府としては本年3月から燃料油に係る緊急的激変緩和措置を行っている他、電気ガス料金についても、 使用量が増加する7月から9月において支援を実施することとしており、 こうした措置によっても、農林漁業者の方々のご負担も一定程度は軽減されるものと考えております。 くわえて、農林漁業者については既に燃油や飼料の価格の高騰に対して補填金を交付する制度の他、日本政策金融公庫の農林漁業セーフティネット貸付における最大2%の金利引き下げなどの支援策も講じてきていると承知しております。 こうした取り組みを通じて、引き続き農林水産省とよく連携しながら、農林漁業者の経営をしっかりしてくださいとしていくとともに、食料安全保障の強化を図ってまいります。 防衛大臣小泉進次郎小泉進次郎防衛大臣 高橋光男議員にお答えいたします。 退職自衛官の就農支援についてお尋ねがありました。防衛省では、令和7年6月に農林水産省や農林水産関連団体との間で申し合わせを締結し、 全国の農業大学校における研修や退職予定自衛官に対する農業インターンシップを開催するなど、就農のための支援を行っており、 令和元年度以降の7年間で約130名が農業へ再就職するなど、多くの自衛官がセカンドキャリアとして農業を志しているところです。 また民間においても、例えば農業自衛隊という団体は、現役自衛官や民間の方々が日本を守るという防衛省自衛隊の使命と 食を守るという農業の重要性の観点を結びつけるべく、実際に農業に取り組むなどの活動を行っています。 私もこの団体と意見交換をさせていただきましたが、農業は自衛隊で培った能力を生かせる分野であると改めて実感しました。今後も就農を希望する退職予定自衛官への一層の支援と、 農林水産業の担い手確保のため、自関係機関等と連携した取り組みを強化してまいります。
01:43:06杉本純子 参政党 この発言をエクスポート 議員杉本純子杉本純子くん 参政党杉本純子です。ただいま議題となりました主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律案について 会派を代表して質問いたします。また、質問については全て鈴木農林水産大臣にお伺いいたします。 令和の米騒動と呼ばれたお米の不足と価格高騰は、今もまだ就職したとは言えません。 2026年4月時点の米のあいたい取引価格は前年と比較してプラス23%2年前と比較して2倍以上の価格であり、 歴史的とも言える高値が続いております。一方、米の民間在庫は4月時点で玄米ベース249万tであり、 前年と比較して81万t多い状況です。5月の米取引関係者の判断に関する調査結果によりますと、見通しとして、 米は余るため、米価も下がると判断され、米価の暴落が起こるのではといった報道もなされております。 こうした米の価格と在庫状況の現状についてどう評価しているのか、またあわせて、政府はこの現状を改善すべきものと判断しているのかお示しください。 今回の法案は、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の改正ですが、 需給価格ともに全く安定していないのが現状であります。価格はマーケットで決まるものと大臣または政府の答弁で聞いておりますが、 そもそも価格の安定と、需要に応じた生産という二つの目標の間には大きな矛盾がないでしょうか?現在の日本の仕組みだと 米価は、生産量の増減に大きく左右されます。つまり、需要に応じた生産は需要ギリギリの量を正確に生産しなければ 価格が高騰したり、暴落したり実施してしまうという大変危ういものであります。需給を安定させることで価格を安定させる。 という方針そのものが極めて不確実であり、需要に応じた生産を目指すことと、価格の安定を目指すことは、 現実には両立しがたいと考えます。また、価格が下がるリスクを避けようという理由から、どうしても需要に応じた生産は、 増産よりも減産に向かいやすくはないでしょうか?しかし、価格を維持するために、生産量を減らさなくても、価格に関係なく、 生産量に応じて、国が直接行う直接支払で十分な収入が得られれば、農家の皆様の所得は安定し、 安心してお米を作り続けることができます。また、そうして生産量を減らさなければ、お米が足りず、 価格が高騰してしまうというリスクも小さくできるはずです。現在も一部で行われている。直接支払いを大きく広げてお米を作る農家さんをしっかり支え、 もっとお米を作ろうと思っていただけるような制度に改めるべきと考えます。直接支払いを広げることについての見解をお示しください。 日本の基幹的農業従事者は激減し、20年前と比較して半分以下となっております。 さらに、令和7年までの5年間では約24%、4人に1人も農家が減っているという、まさに崩壊の危機にあります。このままのペースで減少すれば、 需要に応じた生産を行うという前に生産する人がいなくなってしまうのです。 今後ロボットやAIによる省力化を進められるのだとしても、日本の食を支えてきたのは、多くの小規模な家族経営農家であります。今後大規模な企業や 法人の参入も行われることと思いますが、それらを優遇するばかりではなく、小規模農家を守ることとりわけ中山間地域など 厳しい条件の地域でも農業を続けてこられた。そうした方々を守ることが、食料安全保障を確立するためには重要です。 ビジネスとして農業を考え、利益ばかりを優先するとどうなるでしょうか?自然災害や有事が起こったとき、儲からなくなったと判断すれば、 撤退することになります。代々受け継がれてきた土地への思いや農業への誇り、 さらに、国民の食を担っているという強い責任感は、ビジネスとは全く別のものであります。農業はビジネスとしてではなく、 国民の命を守る国防として捉えるべきであります。国民を守るために、政府が国の農業をしっかり支えていくことは当然です。 長年にわたり日本の食を支えてきた農家の現場に、この国の農政は十分に向き合ってきたと言えるのでしょうか? 食料自給率が上昇していない現象は、政府が国の農業を支えきれていない証しでもあります。日本の食料安全保障が 極めて危うい状況にあるという危機感をもっと強く持つべきです。日本の食を守ることは、日本人の命を守ることと同じです。 農業を国防という観点からどのように位置づけているのか、見解をお伺いいたします。あわせて、日本の食料自給率についてもお尋ねいたします。 政府は、平成12年に10年後にカロリーベース食料自給率45%の目標を掲げて以来、 5年ごとに同じ目標を掲げ直すということを毎回のように続けております。しかし、現在の自給率は約38%と 最初に目標を掲げたときの40%をむしろ下回っております。なぜ日本の食料自給率は上がらないのか、この責任をどう認識されているのかお聞かせください。 日本のお米は代々ずっと大切に受け継がれ、守られてきました。 しかし、お米は国産というこの当たり前が今崩れつつあります。飲食店や中食業者が物価高や低迷し続ける日本経済の中で生き残るために、 高い関税がかかっていてもなお国産米より安いという理由で輸入米が使用されるケースが増えています。このまま市場のシェアが海外産に奪われ続ければ、 日本の稲作はさらに縮小し、お米の生産力も減少の意図をたどってしまいます。 一度失われた田んぼや稲作の技術は簡単に元には戻りません。ならば、今こそ国が日本の米市場を確実に取り戻すという強い意志を示すべきであります。 農家が安心して生産を続けられるように、国としてしっかりと予算をつける。 これこそが国内でお金が豊かに循環する本当の積極財政に繋がるのではないでしょうか?日本の農業 日本の農家を絶対に守り抜くという国としての覚悟と決意をお答えください。食料安全保障を強化するといっても、具体的な方策がなければ、日本の農業は変わりません。 そこで、全国の学校給食の完全米食化を提案いたします。全国の小・中学校では、約900万人の児童生徒が給食を食べています。 給食が年間190日実施されていると仮定すると約17億食という計算であります。 この9食の主食を国産の米に固定すれば安定した需要が生まれ、農家の皆さんはより安定した経営を望むことができます。 国家戦略としての学校給食の米食化について、大臣の見解をお伺いいたします。本当に日本の農業と国益を守る気があるならば、 国がやるべきことは、需要に合わせて生産を縮小させることではありません。海岸海外産米に奪われている市場を 国産米へと着実に置き換えていく。そのために、安心して作ってください。国が責任を持って支えますと、農家の皆様の背中を押すことであります。 作れば作るほど、農家が豊かになり、同時に豊かな大地が守られる。そんな前向きな農政に転換してこそ、 本邦の大きな目標である国民生活と国民経済の安定に繋がると考えます。豊かな農業を取り戻す第一歩としての 米の増産への決断についてお聞かせください。最後に、 農家の皆様の日々の努力が報われ、生産への意欲が未来に、そして次の世代に繋がっていく農政、また、新規就農者が農業に 魅力と将来への安心をしっかり感じられる脳性、そんな日本の農政の大転換を強くお願いいたしまして、 質問を終わりたいと思います。そしてこれは皆様と一緒に叶えられることだと思っております。是非一緒になって日本の農業を守っていきたいと思います。 質問を終わります。ご清聴ありがとうございま 明日 農林水産大臣鈴木憲和鈴木憲和農林水産大臣 杉本純子議員のご質問にお答えいたします。 米の価格と在庫状況に関する現状と改善についてのお尋ねがありました。米価の現状については本年4月のあいたい取引価格は、 60kg当たり3万3447円ですが米国機構による調査によれば、需給動向は今後緩むとの見通しが示されています。 米の価格は需給バランスなど民間取引の中で決まり国としてその水準について評価することは適当ではないと考えております。 また、米の民間在庫量については、本年4月末時点で249万tと、平成21年以降2番目に高い在庫水準です。このような状況を踏まえ、 農林水産省では、主食用米を長期計画的に販売する取り組みに加え、加工用や輸出用などの販売促進 商品開発などの取り組みを支援しており、その上で、加工用や輸出用など多様な用途の米の実需者からのニーズについて、生産者に情報提供を行い、 多様な用途の米の作付を促すことで、需給の安定を図ってまいります。つぎに、米の生産拡大に繋がるような直接支払制度についてのお尋ねがありました。 生産者への直接支払いについては、税金が原資であることも踏まえると、国民の皆様のご理解を得るとともに、 どのような理念で支援を行うか、どういった生産者を対象とするのか、支援の水準をどのように設定するのかなど慎重な検討を要するものと考えております。 つぎに食料安全保障と農業の位置づけについてお尋ねがありました。食料は人間の生命の維持に必要不可欠なものであることから、 一昨年に改正された食料農業農村基本法において、食料安全保障の確保、基本理念の一つとして位置づけたところです。これを踏まえ、農林水産省としては、 農業生産基盤の強化や中山間地域などの条件不利地域への支援など各般の施策を総動員して、農業の持続的な発展、ひいては、 食料安全保障の確保を図ってまいります。つぎに食料自給率についてのお尋ねがありました。 カロリーベースの食料自給率は近年38%前後で推移していますがこれは これまで増産に取り組んできた輸入依存度の高い小麦や大豆の生産量の増加といった上げ要因がある一方で、食の多様化などにより、 国内で唯一自給可能な米の消費量の減少といった下げ要因があるためと考えております。食料農業農村基本法では、国は食料安全保障の確保などの基本理念にのっとり、 食料農業農村に関する政策を総合的に策定実施する責務を有することとされております。食料自給率の向上を図るため輸入依存度の高い小麦大豆などの生産性向上や、 農林水産物の輸出拡大をより一層図るとともにパックご飯の生産拡大や、 中食外食など実需者と生産者との結びつきの強化などを通じた新たな需要への供給力強化といった施策を講じてまいります。つぎに、米の生産における 国の覚悟と決意についてのお尋ねがありました。 米は我が国の主食であり、国内で自給可能な唯一の穀物として食料安全保障の観点からも極めて重要です。このため政府としては、令和7年度からの農業構造転換集中対策において、 農地の大区画化などの農業の生産性向上に必要な予算を別枠で確保するとともに、令和9年度からの新たな水田政策においても、非主食用米などについて 生産性向上の取り組みに対し、収量に応じた面積払いで支援することを検討しているところであり、引き続き、稲作農家が意欲を持って生産できる環境を整備してまいります。 つぎに、米飯学校給食についてのお尋ねがありました米飯学校給食については次世代の消費の主体となる子供たちに 米飯を中心とした日本型食生活を受け継いでもらうための重要な取り組みと認識しています。これまでも関係省庁と連携し、 米飯学校給食を推進してきたところでありその実施回数は調査が始まった昭和51年の週平均0.6回から 直近の令和5年は週平均3.6回まで増加してきております。さらに全国各地で、 国産の米粉を使ったパンや麺が提供されるなどの取り組みも踏まえ引き続き関係省庁と連携し、学校給食での米の活用を進めてまいります。 つぎに、米の増産への決断についてのお尋ねがありました。米については、食料農業農村基本計画において、 2030年の生産目標を2023年の791万tから増大させ、818万tとすることとしており、この目標のもとで、需要に応じた生産を前提として米の増産を進めることにより、 米の需給の安定を図っていく方針です人口減少高齢化が進む中であったとしても、 主食用米粉用輸出用など多様な米について、政府自らが前面に立って、国内外の需要拡大を進めていくことで、需要に応じた生産を前提とした米の増産が可能となるよう全力で取り組んでまいります。 これにて質疑は終了いたしました。日程第1、令和6年度一般会計原油価格物価高騰対策及び賃上げ促進環境整備対応 予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書日程第2 令和6年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書、いずれも衆議院送付 以上6件を一括して議題といたします。まず、委員長の報告を求めます。 委員長決算決算委員長 議員杉本純子西田将司くん
02:00:23西田昌司 決算委員長 この発言をエクスポート 議員西田昌司うんただいま議題となりました令和6年度予備費2件につきまして、決算委員会における 審査の経過と結果をご報告申し上げます。令和6年度予備費2件は、憲法及び財政法の規定に基づき、 予備費の使用について、国会の事後承諾を求めるため、提出されたものであります。 これらの主な品目について申し上げますとまず、一般会計原油価格物価高騰対策及び賃上げ促進環境整備対応予備費の 主要は燃料油価格激変緩和対策事業等に必要な経費などであります。 次いで一般会計予備費の使用は、道路等災害復旧事業等に必要な経費などであります。委員会におきましては、これら2件を一括して議題とし、まず、 財務大臣から説明を聴取した後、質疑は決算他2件と一括して行われましたが、その詳細は会議録によって5章 ご承知願います質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して、平井委員より一般会計 原油価格物価高騰対策及び賃上げ促進環境整備対応予備費については反対し、 一般会計予備費については賛成する旨の意見が述べられました次いで、れいわ新選組を代表して石崎委員より、予備費2件に 反対する旨の意見が述べられました。討論を終局し、採決の結果、 令和6年度予備費2件は、いずれも多数をもって、承諾を与えるべきものと激熱されました。以上、ご報告申し上げます。 これより採決をいたしますまず日程第1の予備費使用総調書について採決をいたします。 本件を承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。賛成まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。投票総数241 賛成225、反対16。よって本件は承諾することに決しました。 つぎに、日程第2の予備費使用総聴診について採決をいたします。本件を承諾することの賛否について投票ボタンをお教え願います。 まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数241、賛成234、反対7よって本件は調達することに決しました。 日程会社に重要施設の消費、周辺地域の上空における 小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院双方を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。 委員長内閣内閣委員長 議員西田昌司北村経夫くん
02:04:59北村経夫 内閣委員長 この発言をエクスポート 議員北村経夫ただいま議題となりました法律案につきまして内閣委員会における審査の経過と、結果をご報告申し上げます。本法律案は、イエローゾーンの拡大及びその上空でのドローン等の飛行にかかる。 罰則を創設する等の措置を講じようとするものであります。委員会におきましては、新たな規制についての適切な周知 同意取得及び通報手続きの弾力化、比較的な性能向上への対応策等について 質疑が行われましたがその詳細は会議録によってご承知願います。質疑を終局し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案通り可決すべきものと 決定いたしました。なお本法律案に対し付帯決議を行いました。以上、ご報告申し上げます。 これより採決をいたします本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。 これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。投票総数 241、賛成226反対15、よって本案は可決されました。日程第4、 著作権法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付を議題といたします。まず、委員長の報告を求めます。 委員長文教科学文教科学委員長
02:07:24熊谷裕人 文教科学委員長 この発言をエクスポート 議員熊谷裕人熊谷裕人くん ただいま議題となりました法律案につきまして、文教科学委員会における 審査の経過と結果をご報告申し上げます。本法律案は、実演家及びレコード製作者の権利の的 適切な保護に資するため、商業用レコードに録音される実演、またはそのレコードにかかる音の再生及び伝達に関する実演家またはレコード製作者の 2次使用料を受ける権利を定める等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては新たな権利の趣旨や内容の周知啓発方法2次使用料の徴収、分配の透明性を確保する方策徴収に当たっての 小規模事業者等への配慮なり在り方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によってご承知願いたいと存じます。 質疑を修飾終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。 なお、本法律案に対し付帯決議が付されております。以上、ご報告申し上げます。 これより採決をいたします本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。まもなく、 投票を終了いたします。これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数242、賛成240反対によって本案は可決されました。 日程第5、民法等の一部を改正する法律案、日程第6、民法等の一部を改正する法律の施行に伴う 関係法律の整備等に関する法律案、いずれも内閣提出衆議院送付以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。
02:10:21伊藤孝江 法務委員長 この発言をエクスポート 委員長法務法務委員長 議員伊藤孝江伊藤貴恵くん ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。まず、民法等の一部を改正する法律案は、高齢化の進展単身高齢者世帯の増加等の 社会経済情勢の変化に鑑み、成年後見及び遺言の制度を国民がより利用しやすいものとするとの観点から、 貢献及び補佐の制度の廃止並びに補助の制度の適用範囲の拡大 じりを弁識する能力を欠く状況にあるものについての補助の制度の特例の創設任意後見契約と補助の制度との関係の見直し等を行うとともに、 電磁的記録等をもって作成する保管証書遺言の創設等の措置を講じようとするものであります。 つぎに、民法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、民法等の一部を改正する法律の施行に伴い、 商法不可60の関係法律の規定の整備等を行うとともに、所要の経過措置を定めようとするものであります。委員会におきましては、 両法律案を一括して議題とし、参考人から意見を聴取するとともに、現行の成年後見制度の問題点と見直しの趣旨 補助制度の利用終了後の地域における本人支援のための体制整備事理弁識能力を欠く状況にある者の保護の在り方 保管証書遺言制度において、他人が遺言者になりすますことを防止するための対策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によってご承知願います。 質疑を終局し、討論に入りましたところ、参政党を代表して足立委員より、両法律案に反対 日本共産党を代表して2品より両法律案に賛成する旨の意見がそれぞれ述べられました。討論を終局し、順次採決の結果、 両法律案はいずれも多数をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。なお、両法律案に対し付帯決議が付されております。以上、ご報告申し上げます。 これより両案を一括して採決いたします。両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 まもなく投票を終了いたします。これにて投票を終了いたします。投票の結果を報告いたします。 投票総数241、賛成221、反対20よって両案は可決されました。 本日はこれにて散会いたします。